大阪IRはMGM・オリックス共同グループに事業者を決定!IRイメージも発表

夢洲にカジノ誘致を予定している大阪は他の候補地と比べて事業者選定に遅れを取っていましたが、ついに事業者が「米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックス」の共同事業体に決定したことが正式発表されました。

今後は事業者と協力をしながらカジノ誘致に向けての活動を進めていくとの方針も同時に発表されています。

大阪IRの事業者に正式決定したMGMリゾーツとオリックスコンソーシアムと、提案されているコンセプトイメージについて紹介をしていきます。

大阪IR事業者にMGM・オリックスのコンソーシアムが正式決定

9月28日、大阪府知事である吉村知事が行った記者会見において、大阪IRの事業者がMGMリゾーツ・オリックス株式会社のコンソーシアムに決定したことが発表されました。MGM・オリックスのコンソーシアムは、大阪IRの事業者公募に唯一残っていた事業者です。

事業者公募が始まった当初は、大阪IRには7者もの事業者が応募をしていましたが、コロナ禍による経済悪化の影響などで撤退が相次ぎ、MGM・オリックスだけが生き残っていた状態でした。

MGM・オリックスの提案書類は選定委員会の採点で1,000点中の788.5点を獲得し、「ポストコロナを見据え、大阪・関西が有する観光魅力や産業・文化資源のポテンシャルを活かした成長型IRの実現により、大阪・関西の経済成長のエンジンとなり、大阪の都市ブランドを国際競争力ある新たな次元に引き上げることをめざす非常に意欲的な提案」との講評を得て今回の選定に至っています。

大阪IRは年間売上高5,400億円を見込んでいるとのことで、他の候補地よりも大きな規模となるIR構想を描いています。

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MGMが提案する大阪IRのコンセプトイメージ

MGM・オリックスのコンソーシアムが提案をしている大阪IRのコンセプトは「結びの水都」です。あらゆるものを結ぶ役割を担う「IR」と、大阪の伝統・文化・精神を継承する「水都」の意味を込めたテーマで、大都市・大阪ならではの大規模なIRが設置される予定です。

宿泊施設は3棟を計画しており、客室は合計で2,500室、さらに国際会議場やMICE施設、日本食施設、展示場など様々な施設が計画されています。

大阪IRの初期投資額は1兆800億円となっており、完成された暁には約1万5,000人の雇用創出を見込んでいます。大阪万博が2025年に開催される関係から、IRの開業予定は早くても2028年以降になるとのことです。

吉村知事は「世界最高水準のIR誘致を実現し、大阪の成長につなげたい」と意気込みを語っています。