ドローポーカーのルールや賭け方|攻略法についても解説

ドローポーカーのルールや賭け方|攻略法についても解説

ドローポーカーには様々な種類がありますが、今回は一般的なドローポーカーのルールや遊び方について解説していきます。

解説内容は家族や友達とドローポーカーをプレイしたい方向けにまとめました。最後には実践で使えるドローポーカー必勝法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ドローポーカーは3~4人で遊ぶのがちょうどいいゲームです。駆け引きを楽しめるタイプのポーカーなので、仲間内で会話しながら遊ぶととても面白いですよ!

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この記事を読んだらわかること

  • ドローポーカーのルール
  • 使用カードやプレイ人数など基本事項
  • ドローポーカーの役・カードの強さ
  • ドローポーカーの必勝法(ブラフ・勝負しない重要性)

ドローポーカーのルール

ドローポーカー

ドローポーカーとは5枚のカードでできる役の強さを競い合うゲームです。

「ドロー」とはカードを引くという意味の英単語「Draw」のことで、ゲーム中に2回カードを引いて手元のカードと交換できる権利が参加者には与えられます。プレイヤーは、最初に配られる5枚のカードを元に役を揃えていきます。

カードはすべて伏せたままで配られるので、自分以外のカードは見えません。

重要なのはカードを引いた後のベッティングラウンドです。チップの賭け方や仕草等から対戦相手の役が強いかどうかを推理し、ゲームを降りるか勝負するかを決めます。このベッティングララウンドで繰り広げられる駆け引き、頭脳戦・心理戦がドローポーカーの醍醐味です。

使用するカード

ドローポーカーで使用するカード

ドローポーカーでは52枚1組のトランプを使用します。100均や雑貨店で販売されている普通のトランプでOKです。

ジョーカーは使用してもしなくてもどちらでも問題ありません。ジョーカーは全てのカードの代わりとなるので、使えば強力な役を作りやすくなります。ただ、ジョーカーを引いたプレイヤーが圧倒的に有利となるため、駆け引き要素をより楽しみたい場合、使わない方がいいでしょう。

プレイ人数

ドローポーカーの推奨プレイ人数は2~7人です。

8~10人でも全員に5枚ずつカードを配ることはできますが、役が完成する確率が低くなってしまううえ、1プレイあたりの時間が長くなってしまうので、おすすめしません。

ドローポーカーの役

ドローポーカーの役を強い順に以下表にまとめました。

名称確率
【ロイヤルストレートフラッシュ】
一番強い役
同じマークの「10-J-Q-K-A」
0.00015%
(1/649,740)
【ストレートフラッシュ】
ストレートとフラッシュが同時に成立
0.00139%
(1/72,193)
【フォーカード】
同じ数字のカード4枚
0.024%
(1/4,165)
【フルハウス】
スリーカードとツーペアが同時に成立。
0.144%
(1/694)
【フラッシュ】
同じマークで数字が連続しないカード4枚
0.196%
(1/509)
【ストレート】
異なるマークで数字が連続するカード4枚
0.392%
(1/255)
【スリーカード】
同じ数字のカード3枚
2.128%
(1/47)
【ツーペア】
異なる数字のワンペア2組
4.762%
(1/21)
【ワンペア】
同じ数字のカード2枚
41.67%
(1/2.4)
【ハイカード】
一番弱い役
50.25%
(1/1.99)

カードの強さ

ポーカーのカードの優劣

ポーカーは役だけでなく、カードの数字によっても強さが変わります。カードの優劣を強い順に並べると以下のとおりです。

A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2

Aが最強のカードで、2が最弱のカードになります。

数字の強さが関係してくるのは、同じ役で勝敗を決める時です。例えば、以下2つの手札でどちらが強いか比較してみましょう。

同じ役で勝敗比較

①A-A-K-10-7
②K-K-J-9-2

①はAのワンペア、②はKのワンペアです。AはKよりも強いので、①は②より強いと判断できます。

もう1つ、例をみておきましょう。

Qのワンペア勝敗比較

③Q-Q-10-5-2
④Q-Q-J-10-5

③④はどちらもQのワンペアです。役のカードだけで勝負がつかない場合は、役を除外したカードで勝敗を決めます。この場合、③で上位のカードは10、④で上位のカードはJです。Jは10より強いので、同じQのペアでも④の方が強いと判断します。

ドローポーカーの賭け方・遊び方

では、ドローポーカーの賭け方・遊び方をみていきましょう。ドローポーカーの1ゲームの流れは以下の手順で行います。

アンティを支払う

アンティ(Ante)とはゲームの参加料です。アンティ分のチップをテーブルに置くことで、次ゲームへの参加意思を示します。たとえば、アンティが$1と決まっていれば、$1を支払ってからでないとゲームに参加できません。

ディーラーボタンを置く

ディーラーボタンとは1ラウンドのなかで一番最後にプレイする人を示すものです。ポーカーでは基本的に一番最後の人が一番有利にプレイできるといわれています。本場カジノだと「DEALER」と書かれている丸い形状のプラスチックの板を使用しますが、プライベートで遊ぶ場合はコップやコースター等何でも構いません。

ディーラーボタンを最初に置く場所は、プレイヤー全員にカードを1枚ずつ配り、一番強いカードに当たったプレイヤーの席にするのが一般的です。数字が同じで強さを比較できない時は、カードのマークで決めます。マークの優劣は強い順に♠>♡>♢>♣となります。

なお、ディーラーボタンには「ディーラー」という言葉が入りますが、カードを配るディーラーを指しているわけではないので混同しないように注意してください。ディーラーボタンはあくまで最後にプレイする人が誰かを参加者全員が把握するためにある目印にすぎません。

ブラインド(強制ベット)

ブラインド(強制ベット)

ブラインドとはカード配布前に行われる強制ベットのことで、参加者のうち2人は必ずこのタイミングでベットする必要があります。

強制ベットを行う2人はディーラーボタンの左隣のプレイヤーと、そのまたさらに左隣にいるプレイヤーです。前者をスモールブラインド(SB)、後者をビッグブラインド(BB)といいます。

ブラインドの額はテーブルによって様々です。たとえば「10-20-40」テーブルの場合、アンティではチップ10枚、SBはチップ20枚、BBはチップ40枚を支払います。なお、BBはSBより支払う額が大きく、SBの2倍額で設定する場合がほとんどです。

5枚のカードが配られる

5枚のカードが配られる

ディーラーボタンを中心に時計回りにカードを5枚ずつ配ります。カードを配る際はそれぞれに1枚ずつ裏向きに配って、1巡したらまた新たな1枚を配るという手順を繰り返してください。

参加者全員に5枚ずつカードが行き渡ったら、残りのカードの山を伏せた状態でテーブルに置き、次の手順に移ります。ちなみに、最初に配られた5枚のカードは「スターティングハンド」と呼びます。

1回目のベッティングラウンド

1回目のベッティングラウンド

各プレイヤーは配布されたカードを確認し、ディーラーボタンの左隣のプレイヤーから時計回りでアクションを決定します。

ベッティングラウンドで各プレイヤーがとれるアクションは以下の表のとおりです。

アクション種類概要
ベット最初にチップを賭ける行為。ベット額を自由に決められます。
コール前にベットしたプレイヤーと同額を賭ける行為。
レイズ前にベットしたプレイヤーよりも多くの額を賭ける行為。
チェックベットせずにゲームに参加する意思表示。
※先にベットしたプレイヤーがいる場合は使用できません。
フォールドゲームから降りる宣言。フォールドした時点で負けが確定します。

フォールドしたプレイヤーを除いて、全てのプレイヤーが同額ベットするまでアクションは続きます。例えば、全員がコールした場合、1回目のベッティングラウンドは終了です。仮に一人でもレイズするプレイヤーが出た場合、他プレイヤーはもう一度アクションを求められます。

最終的にレイズするプレイヤーがいなくなり、全てのプレイヤーのベット額が同額になれば、そこでベッティングラウンド終了です。

また、プレイヤー全員がフォールドし、最後に一人だけ残った場合、そのプレイヤーの勝利となり、場に出たチップを総取りします。

ドロー(カードの交換)

ドロー(カードの交換)

1回目のベッティングラウンド終了後、残ったプレイヤーで順番にドロー(カードの交換)を行います。

カードは伏せたまま場に捨て、捨てたカードの枚数分、カードの山から新しいカードを引いてください。

ドローする枚数は自由です。現状よりも上位の役を作れそうなら一部カードを交換してもいいですし、まったく勝ち目がないと思ったら全てのカードを交換するのもいいでしょう。もちろん既に強い役が完成しているなら、カードを交換しないでそのまま次手順に入ってもいいです。

2回目のベッティングラウンド

2回目のベッティングラウンド

2回目のベッティングラウンドも1回目と同じように、残っているプレイヤーで時計回りにアクション決定します。

ここでベットまたはレイズしたプレイヤー以外がフォールドした場合はその時点でゲーム終了です。2人以上残っている場合は、最後の手順で勝敗を決めます。

ショーダウン(カードオープン)

ショーダウン(カードオープン)

最後まで2人以上のプレイヤーが残っている場合は、手札を全てのプレイヤーに見えるようにショーダウンし、勝敗を決めます。

最終勝者は一番強い役を持っているプレイヤーです。勝ったプレイヤーは場に出ている全てのチップを獲得できます。

ドローポーカーの必勝法・攻略法

ドローポーカーは引きの強さだけで勝てるゲームではありません。以下2点の必勝法・攻略法を取り入れると勝てる可能性を高められるので、ぜひ実践してみてください。

ドロー後の役成立確率を把握しておく

ドロー後の役成立確率を知っておくことは重要です。無謀なドローをするか、計画的に確率上有利なドローをするかどうかでゲーム運びは大きく変わります。

下記はドローポーカーで重要となるドロー後の役成立確率です。ぜひ参考にしてください。

ドロー前の役ドローする枚数期待する役ドロー後に成立する確率
役なし
(同スート4枚)
1枚フラッシュ1/5.2
役なし
(同スート3枚)
2枚フラッシュ1/30
役なし
(連続した数字4枚)
1枚ストレート1/5.9
ツーペア1枚フルハウス1/11.8
スリーカード1枚フォーカード1/10

ワンペア以上とハイカードは残す

最初に配布されたカードを確認して、ワンペア以上の役またはAやKのハイカードがあったら残すようにしましょう。

ワンペアがあればドローでツーペアまたはスリーカードになることで勝てる可能性が一気に引きあがります。

また、手札にペアがなくても勝てる可能性があるのはAまたはKのハイカードです。ハイカードどうしの勝負なら勝てる見込みは高いですし、ドローでペアを完成できればワンペアどうしの戦いで十分勝てます。

ドローした枚数で相手の役を読む

ドロー時に何枚カードを変えるかで相手の菅製薬や狙いの役を読むこともできます。

以下の読みを参考にしてください、

ドロー枚数読み1読み2
1枚ツーペア確定ツーペアブラフ・フルハウスorフラッシュorストレート狙い
2枚スリーカード確定スリーカードブラフ・フルハウスorフラッシュorストレート狙い
3枚ワンペア確定ワンペアブラフ
4枚高めハイカード
5枚役なし・低めハイカード

レイズで相手を翻弄する

ドローポーカーの面白いところはドローで運良く高位役を完成させるところだけでなありません。ドロー後のレイズも勝負を分ける大切なアクションです。

レイズで狙うポイントは二つ。

  • 役完成後勝利時の賞金引き上げを狙う
  • 強い役だと思わせて相手のフォールドを狙う

二番目のポイントで説明した相手をだますアクションは「ブラフ」ともいいます。

強い役が完成した時もレイズ、弱い役でもたまにレイズといったように、時おりブラフを織り交ぜればトータルで相手に勝てる可能性を引き上げられるでしょう。

ただし、ブラフをする際は相手をみて行うようにしてください。なんでもかんでもコールするタイプの人であればブラフをする意味がなくなります。

無理して勝負しない

ドローポーカーはブラフでゴリ押しすることもできますが、弱いカードであれば、ゲームから降りることもまた重要です。

弱いカードで頻繁にブラフを使っていれば、いずれブラフは見抜かれ、相手はフォールドせずにショーダウンまでもつれ込むことになります。その時をほぼ負け確実でしょう。しかもブラフが失敗すると、相手からのアクションに対する信用が下がるので、その後のブラフの成功確率を下げることにもなりかねません。

ブラフを成功させるうえでは、ブラフを実行する時以上にブラフをしない時の行動が肝心です。勝てない時はしっかり降り、勝てそうな時に勝負に出る。こういう姿勢を相手に見せておくと、相手からの信用が上がるので、ブラフがより効果的に働きます。

ドローポーカーまとめ

この記事のまとめ

  • ドローポーカーでは5枚ずつカードを配る
  • ベッティングラウンドもドローも各2回ずつある
  • 強い役で勝負するか、ショーダウン前に相手をフォールドさせれば勝てる
  • ブラフを身につければポーカーに強くなる

ドローポーカーはポーカーの基本形です。初心者でも簡単に楽しめますし、ポーカーの基礎が身につくので、ぜひ一度遊んでみてください。本記事で紹介したブラフも、実際に遊んでみると、その重要性がより理解できると思います。

また、ブラフ技術は他のポーカーにも応用可能です。たとえば、世界で大人気のテキサスホールデムやオマハホールデムはブラフができるか否かで結果に大きな差がつきます。仲間内でドローポーカーを遊んだら、他ポーカーにもチャレンジしてみるといいですよ。

この記事を書いた人

ハル

予備校講師やセミナー講師を経て、在宅ライティング専業になりました。
Casimoでは2018年立ち上げ当初からカジノゲームや必勝法・攻略法の記事作成を担当しています。

ハル

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