世界中のポーカーの種類とルール|人気なポーカーも解説
- 公開日:2022年11月18日
- 更新日:2024年1月18日
日本だとあまり知られていませんが、ポーカーと一口に言っても種類は様々あります。
配布するカード枚数、対戦する相手(ディーラーか他プレイヤーか)、ベットする回数とタイミング等。種類によってこれらルールが微妙に異なり、ルールが少し違うだけで新たな面白みが生まれるので、ポーカーは知れば知るほど魅了されるカジノゲームです。
この記事では、世界中で遊べるポーカーの種類について、ルールや特徴を解説していきます。ちょっと知っておくとポーカーの遊びの幅が広がるので、ぜひ興味のある方はチェックしてみてください!
当サイトは公平なレビューを提供し、記事中で紹介している他社広告は評価に影響しないことをお約束します。
また、当サイトはオンラインギャンブルが合法な国に居住する方々に向けて提供しています。利用者は居住国の法律を遵守しながらご利用ください。詳細については、執筆・編集ガイドライン、プライバシーポリシーをご覧ください。
この記事を読んだらわかること
- ポーカーの分類(4種類)
- 人気ポーカーの基本ルールや特徴(10種類)
- 人気ポーカーの基本ルールや特徴(10種類)
- 世界で一番人気のポーカー
目次
ポーカーの種類一覧
ポーカーは大きく分けて次の4グループにカテゴライズできます。
では、それぞれの特徴についてみていきましょう。
ドローポーカー(クローズドポーカー)
ドローポーカーはポーカーの基本系です。今回紹介するなかでは最も歴史があり、認知度も高く、日本でポーカーといえばほとんどの場合ドローポーカーを指します。
ドローポーカーでは他プレイヤーに手札を見せることはなく、共通のカードはありません。配られた本人以外はカードが分からない状態(クローズド)でゲームが進みます。また不要なカードは捨てて新しいカードと交換可能です。
ドローポーカーで重要なのはカードの引き(Draw)の強さ。最初に配られたカードが弱くても、その後強い役を作れるカードが引ければ一発逆転の可能性があります。
スタッドポーカー(オープンポーカー)
スタッドポーカーはドローポーカーの次に普及したポーカーです。スタッド(stud)は種馬という意味で、馬が重要な交通手段だった時代に馬が賭けの商品に充てられたことから名称にスタッドが入ってるのではないかといわれています。
スタッドポーカーでは参加者全員のカードの一部が見える状態(オープン)でゲーム進行します。ドローポーカーのように手札を交換することはできません。また、カードを追加できるルールがあるものとないものがありますが、追加可能な場合配るカードもオープンである場合が多いです。
ドローポーカーよりもスタッドポーカーの方がルールが複雑で、少々ギャンブル性が高いです。
ホールデムポーカー(フロップポーカー)
ホールデムポーカーは1980年代から普及している現代ポーカーです。近年、どこのカジノでも主流はホールデムポーカーとなっています。
ホールデムポーカーは、配布するカードがプレイヤーの持つホールド(hold)カードと全プレイヤー共通のコミュニティカードを使用して役を作るポーカーです。ドローポーカーのように自分の手札にカードを追加するのではなく、コミュニティカードに置かれる5枚のカードとプレイヤーにそれぞれ配られる2枚のカードで役を完成させなければいけません。
ホールデムポーカーは他ポーカーよりも運以上に腕がモノを言うので、勝つためには戦略、駆け引き、資金管理等様々な技術が必要です。
その他のポーカー
上記3つに分類できないポーカーはその他のポーカーとします。
ここに分類されるポーカーは配布するカードの枚数や勝敗の決定方法などが特殊です。ただ役やカードの強さは他ポーカーと共通で、ロイヤルフラッシュが最高位役、Aが最高位カードとなっています。
ドローポーカー(クローズドポーカー)
ここからは先に解説した4カテゴリーごとのおすすめポーカーを紹介していきます。ドローポーカー系のおすすめは下記2つです。
おすすめのドローポーカー
ファイブカードドローポーカー
ファイブカードドローポーカーはプレイヤー全員に5枚ずつカードを配るタイプのスタンダードポーカーです。カードは他プレイヤーに見えない状態で配られます。
ファイブカードドローポーカーのベット回数は合計2回。最初にカードが配られた後、新しいカードを引いた後です。参加者は順番にベットしていき、勝てそうにないと思った場合はフォールド(ゲームを降りる)します。新しいカードを引く枚数に制限はなく、5枚すべて交換してもいいですし、1枚も引かなくてもかまいません。
最終的に勝敗を決めるのは、2回目のベッティングラウンド終了後です。最後まで残っているプレイヤーは全員ハンドをオープンし、一番強い役をもっているプレイヤーが勝利。勝者は集められたチップを総取りします。
2-7トリプルポーカー
2-7トリプルポーカーは参加プレイヤーに5枚カードを配るタイプのポーカーで、一番弱いハンドを持っているプレイヤーが勝つという変わったルールです。
ベット回数は合計4回、新たなカードを引くドローラウンドは3回。ベットしたらドローを繰り返し、4回目のベット終了後に残ったプレイヤーが手札をオープンして勝利者を決めます。勝利者はチップ総取りです。
勝利者を決める役の強さは、最高位がハイカード、最低位がロイヤルフラッシュというように通常のポーカーとは強さが逆転しています。カードの強さもAが最弱、2が最強と正反対です。
最高のハンドは同じマークでも同じ色でもない「2-3-4-5-7」の5枚。「ナンバー1」や「ホイール(ウィール)」と呼びます。
スタッドポーカー(オープンポーカー)
スタッドポーカーのおすすめは下記2つ。
おすすめのスタッドポーカー
カリビアンスタッドポーカー
カリビアンスタッドポーカーはディーラーとプレイヤーに5枚ずつカードを配るタイプのポーカーです。プレイヤー同士ではなく、ディーラーとの勝負になります。
カリビアンスタッドポーカーの特徴はカードの配り方です。プレイヤーのカードはすべてオープンカードで、ディーラーのカードは1枚だけオープンし、残りカードは伏せた状態で配られます。ベットチャンスは1回、カードの交換はありません。
ベットしたらディーラーのカードをすべてオープンし、勝負に入ります。配当は完成した役にしたがって支払われる形式で、高位役ほど配当が高いです。ただし、ディーラーは役がワンペア以上でなく、AとK両方のカードを持っていない場合は、勝負から降ります。
7カードスタッドポーカー
7カードスタッドポーカーは参加プレイヤーにそれぞれ7枚ずつカードを配るタイプのポーカーです。
ゲーム開始時に配られるカードは各3枚。2枚は伏せたまま、1枚はオープンの状態です。1回目のベット終了後、1枚オープンカードが追加されて次のベットに入ります。同様の流れで3回・4回のベット終了後、残ったプレイヤーに伏せたカードが1枚ずつ配布。5回目のベット後に残ったプレイヤーは手札をすべてオープンにして勝敗を決めます。場に出たチップは全て勝利者に支払われます。
このポーカーの特殊な点は、自分の手札に伏せたままのカードがある状態で最終ベットを行う点です。ハンドが分からないのに勝負に入るタイプのポーカーはスタッドポーカー系ならではといえます。
ホールデムポーカー(フロップポーカー)
続いて、ホールデムポーカー系でおすすめポーカーを3つ紹介します。
おすすめのホールデムポーカー
テキサスホールデムポーカー
テキサスホールデムポーカーは各プレイヤーに手札2枚、コミュニティカードに5枚配るタイプのポーカーです。カード交換はありません。
最初は全プレイヤーに2枚のカードが配布。1回目のベット終了後、コミュニティカード3枚がオープンな状態で置かれ、2回目のベット後、コミュニティカードが1枚追加されます。
3回目のベット後も同様に1枚カードが追加され、4回目のベット後に残ったプレイヤーは全てオープンにして勝敗を決定。自分の手札とコミュニティカードでできる最も強い役が自分の役になります。場に出たチップは勝利プレイヤーが総取りです。
コミュニティカードから、相手の手札の可能性を予測し合う駆け引きが醍醐味のポーカーです。
カジノホールデムポーカー
カジノホールデムポーカーはディーラーとプレイヤーに各2枚、コミュニティカードに5枚配るタイプのポーカーです。プレイヤー同士ではなく、ディーラーと勝負します。
このゲームのベットチャンスは1回。ディーラーとプレイヤーに2枚ずつと、コミュニティカードに3枚オープンカードを配布した時点で勝負するかどうかベットで決めます。ベット後はコミュニティカードに2枚カードが追加、手札とコミュニティカードでできる最も強い役を比較して勝敗を決めます。
勝敗・配当は役の強さで決まりますが、ディーラーは4のワンペア以上ができないと勝負できません。その場合、役に関係なくプレイヤーの勝利となります。
オマハポーカー
オマハポーカーは各プレイヤーに手札4枚、コミュニティカードに5枚配るタイプのポーカーです。カード交換はありません。
プレイヤーの手札が異なるという点以外、テキサスホールデムポーカーと同じです。1回目のベット後にコミュニティカード3枚、2回目・3回目のベット後にそれぞれ1枚追加され、4回目のベット後に残ったプレイヤーで勝敗を決めます。勝敗を決める際に比較するのは、手札とコミュニティカードの5枚でできる最も強い役です。
手札が多いため、テキサスホールデムよりも高位の役ができやすく、駆け引きの要素も大きくなります。
その他のポーカー
どのカテゴリーにも分類されないけど、ルールが特殊で遊びがいのある3つのポーカーも紹介します。
その他のポーカー
パイゴウポーカー
パイゴウポーカーはディーラーとプレイヤーに各7枚カードを配るポーカーです。ディーラーとの勝負なので、他プレイヤーとは勝負しません。また、どんなカードにも代用できるジョーカーを使用します。
7枚のカードを5枚の「ハイハンド」、2枚の「ローハンド」に分け、それぞれの役の強さで勝敗が決まります。
勝負になったら、ハイハンドはディーラーのハイハンドと、ローハンドはディーラーのローハンドと比較し、両方のハンドでディーラーのハンドより強ければ勝利。
完全勝利の場合は配当1:1、どちらかのハンドが勝ってもう片方のハンドが負けたら引き分けとなります。
スリーカードポーカー
スリーカードはディーラーとプレイヤーに各3枚ずつカードが配られるタイプのポーカーです。ディーラーとの勝負なので、他プレイヤーは関係ありません。
ベットチャンスはカードが配布された後の1回。ベットしたらディーラーのカードがオープンされ、勝敗が決まります。勝利した場合の配当は1:1で、ディーラーは役がそろわなかった場合でも負けになります。
スリーカードポーカーは使用する枚数が少ないため、フラッシュができやすく、ストレートができにくいです。そのため、通常と異なり、ストレートの方がフラッシュより強い役になります。
レットイットライドポーカー
レットイットライドポーカーはプレイヤーの手札3枚とコミュニティカード2枚が配られるタイプのポーカーです。ディーラーとも他プレイヤーとも勝負せず、5枚で役を作れるかどうかで勝敗が決まります。
まず3カ所(1)(2)($)に同額のチップを配置してスタート。手札3枚が配られたら(1)のチップを手元に戻すか、そのままにするかを選択します。次にコミュニティカード1枚目がオープンしてから(2)のチップを(1)と同様にどうするか選択し、2枚目がオープンとなります。
5枚で10のペア以上の役が完成していれば配当獲得。完成した役が強いほど高い配当が支払われます。
人気なポーカーはどれ?
今、世界で一番人気のあるポーカーゲームは「テキサスホールデムポーカー」です。世界中のプレイヤーと対戦できるオンラインポーカーはほとんどテキサスホールデムポーカーのルールでプレイされています。
ポーカーの醍醐味といえば、対戦相手との駆け引きです。その駆け引きを存分に楽しめるのがテキサスホールデムポーカーだからこそ、世界中で人気を集めているのでしょう。
テキサスホールデムポーカーではコミュニティカードやベッティングタイムが複数回ある等のゲームの設計上、運より技術で勝てる余地が大きいため、他ポーカーよりも高度な心理戦・頭脳戦が繰り広げられやすいです。
読みあい、騙しあいの熱い戦いを味わえる、テキサスホールデムポーカー。技術を磨けばどのカジノゲームよりも勝てる可能性が高いので、テキサスホールデムポーカーを学んで強くなる価値は十分にあります。
ポーカー種類まとめ
この記事のまとめ
- ドローポーカーは相手のカードが見えない
- スタッドポーカーは相手の一部カードが見える
- ホールデムポーカーはコミュニティカードがある
- 世界で一番人気があるのはテキサスホールデムポーカー
カードの引きが重要なドローポーカー、情報不足のなかで勝負に出る度胸が問われるスタッドポーカー、心理戦が魅力のホールデムポーカー。皆さんはどれが気になりましたか?
今回紹介したポーカーは全体のほんの一部です。まだまだ面白いルールのポーカーはたくさんあります。
ただすべてを把握するのは大変なので、まずは今回紹介したポーカーの中から1つ選んで遊んでみてください。
自分の好みのポーカータイプが分かれば、ポーカーで遊ぶのがもっと楽しくなりますよ!