マカオで建設中のカジノホテルは17軒、水際措置の緩和でインバウンド観光客が大幅増

アジアでも有数の観光地であるマカオでは、カジノやホテルなどを含む複合ビルの建設が続いており、現在建設中のものが17軒あります。マカオは2022年12月にウィズコロナ政策に転換して以来、インバウンド旅客数が急速に回復している状態です。

今回はマカオのホテル建設やインバウンド旅客数など、最新の状況についてまとめていきます。

マカオでカジノ含むホテルの建設ラッシュ

現在、マカオでは建設中のホテルが9軒、設計段階のホテルが8軒あり、約5,000室の客室が増える見込みです。

コロナ禍に見舞われた2020年以降はホテル客室稼働率の低迷が続いていましたが、2023年以降は急速に回復。コロナ禍で隔離検疫用だったホテルが通常営業に復帰したこともあり、客室供給数が前年同月より15.7%増えています。

マカオのホテル開発を主に率いているのは、IR事業者です。マカオは今年1月にカジノ運営コンセッション(カジノライセンス)の入札手続きを進め、新規コンセッションの元で再スタートを切りました。

そのため、既存ホテルの大規模改修や新規ホテルの開業など、今後も新たなプロジェクトが浮上する可能性は高いでしょう。

ウィズコロナへの転換でインバウンド旅客数が回復

マカオは2022年12月にウィズコロナ政策に転換し、2023年1月に水際措置を大幅に緩和しました。これにより、2023年以降マカオのインバウンド旅客数は急速に回復しています。

旅客数が徐々に戻ってきていることから、ホテル客室稼働率も前年から大幅に回復。マカオはカジノや世界遺産などで知られるアジア有数の観光地であるため、今後も旅客数は増える見込みです。

直近では7月にサンズショッピングカーニバルと呼ばれる大型イベントが開催され、11万人が来場しました。サンズショッピングカーニバルは、コロナ禍で苦戦を強いられた地元小売業者を支援するために始まったイベントです。

もともとはコロナ禍だけのイベントの予定でしたが、すでにマカオで定着したため、今後も継続的に開催されます。

マカオは日本からの直行便で約4時間~5時間で到着するので、アジア圏のカジノの中でもアクセスは良好です。気になった方はぜひマカオに足を運んでみてください。