カジノのプロと呼ばれるギャンブラーとディーラーの実情とは?

カジノが合法とされている海外では、ギャンブルやカジノの収益だけで生計を立てている人も多く、そういう人はカジノで稼ぐプロ、『カジノプロ』と呼ばれます。

また、カジノのプロはプレイする側に限らず、ゲームを進行するディーラーも立派なカジノのプロとして扱われます。

今回の記事では「プロギャンブラーの年収」「ディーラーの年収」などを幅広く解説していきます。

【カジノのプロ】ギャンブラー編

ここでは、プロギャンブラーの「年収」「テクニック」「必要な能力」について解説していきます。

プロギャンブラーの年収

プロギャンブラーといっても、その成績は人によってさまざまで明確な基準となるような年収額は存在しません。
ここでは、「プロのポーカープレイヤー」の収入を例にとってご説明します。

ポーカーは多くのカジノゲームと違い、ディーラーではなく他のプレイヤーと対決をする競技です。
またゲームにおいて運の要素の占める割合が少ないため、際立った実力があれば安定して勝ち続けることができます。

さらに、世界中で高い人気を誇るポーカーは大会がいくつも開催されており、優勝すれば多額の賞金を得ることが可能です。

実際、ラスベガスで開催される世界大会で優勝すれば10億円を超える賞金を獲得できることから、文字通り一攫千金を狙って世界各地の凄腕プレイヤーたちが日夜腕を磨いています。

現役最高峰のポーカープレイヤーと呼び声の高い「ダニエル・ネグラヌ」氏の生涯獲得賞金は36億円を超えるとも言われています。

しかし一方でポーカーは競技人口も多く、その中で秀でた実力を身につけるためには厳しい修練と長い時間が必要です。
また、世界中で開かれる大会に参加するには「渡航費」や「滞在費」、そして「参加費」など出費がかさみます。
そのため、結果を残すことができなければ大赤字を被ることにもなるのです。

プロギャンブラーがカジノで使っているテクニック

プロギャンブラーは、さまざまなテクニックを駆使してチップを増やしています。
一例としては「常に時間を気にする」というものがあります。

実際にカジノに行ってみるとわかりますが、カジノで時計を目にすることはほとんどありません。
そこには、プレイヤーに時間を忘れてより長く遊んでもらおうという狙いがあります。

時間を忘れたプレイヤーは勝利の喜びに酔いしれてゲームを続けているうち、いつしか負けが込み、負けを取り返そうとさらなる負けを重ねていきます。
腕時計を着用するなどして常に時間を気にしていれば、自分の状況が見えなくなるほど勝負にのめり込むことを防げると同時に、止めどきを見極めやすくもなるのです。

また、勝っているときに勝負から抜けるということは、ギャンブルで負けないための鉄則です。
「勝ち逃げ」するために一歩引いた視点を貫くことも、プロギャンブラーには欠かせない必須のテクニックだと言えます。

プロギャンブラーに必要な能力

プロとしてギャンブルで生活を送るためには、収支を明確にしておくことが必要不可欠です。
ギャンブルの資金の他、家賃や光熱費、交通費や税金関係など生活に必要な額から逆算し、自分自身にノルマを課して結果を出さなければ、生活は遅かれ早かれ破綻してしまいます。

老後の生活を含め、長期的な人生設計を立てて実行に移す「計画性」と「粘り強さ」がなければ、プロギャンブラーとして安定した生活を送ることは適わないでしょう。

さらにゲームの研究を常に怠らない「向上心」も、勝ち続けるためには欠かすことのできない能力です。

また、熟練したギャンブラーは、往々にして人を見抜く目に長けています。
自分の手の内を読まれないためには、自分自身を客観視する正確な「自己分析」と卓越した「演技力」が必要となってくるでしょう。

【カジノのプロ】ディーラ―編

軽妙な会話でプレイヤーをもてなしながら、スムーズにゲームを進行し特別な時間を提供するディーラーは、まさにカジノのプロだといえます。

ここでは、知られざるプロディーラーの「年収」「必要な能力」「なるまでの道のり」についてご説明していきます。

ディーラーの年収

カジノには、毎日のように巨額が飛び交います。
そこで働くディーラーもまた高給取りだというイメージですが、その実態はプレイヤーをもてなす「接客業」であり、給与形態もレストランのウェイターやウェイトレスに近いものがあります。

役職のあるディーラーは会社員と同じように月給制で給与を得ている場合もありますが、ほとんどのディーラーは日本で言うアルバイトと同様の時給制で働いています。

時給も日本円にして約800円と、決して高給取りとは言い難いものです。
週に5日、1日8時間働いたと計算しても、月に13万円程度の収入にしかなりません。

しかし、ディーラーはチップ」による収入を見込むことができます。
チップはあくまで任意のものですが、チップ文化が根付いている国では暗黙の了解となっており、高額の配当金を得たプレイヤーからは高い確率でチップを得ることができます。

チップの額は月に15万から多いときには50万円にも達することがあり、重要な収入源としてディーラーの生活を大きく支えています。

ディーラーに必要な能力

プロディーラーにとって最も重要な仕事は、ゲームをスムーズに進行させるということです。
そのためには、ルールを熟知していることはもちろん、ルーレットの球の正確な「スピニング」や、カードの「シャッフル」など、さまざまな能力が求められます。

大金が動くギャンブルにはプレイヤーの人生がかかっているといっても過言ではないため、ほんの些細なミスや不正も許されるものではありません。
ミスが続いたり、故意に不正に関与した場合には解雇の対象にもなってしまいます。

そうした緊張感のなかカードシャッフルやボールのスピニングを正確にこなし続けるためには、血のにじむような努力と何事にも動じない強靭な「精神力」が要求されます。

また、プレイヤーに特別な時間を提供するということもディーラーの重要な仕事のひとつです。
プレイヤーとの軽妙な会話を提供する「コミュニケーション能力」や、正確かつ華麗なカードさばきでレイヤーの目を楽しませる「サービス精神」も、プロディーラーに欠かせない資質です。

ディーラーになるまでの道のり

カジノのディーラーになるためには、大きくわけて2つの方法があります。
まずひとつは、「カジノスクール」で勉強するという方法です。

これまでカジノスクールは海外にしかなかったため、日本人が通うことは困難でした。
ところが2004年、日本にカジノスクールが創設されてからは身近な選択肢のひとつとなっています。

カジノスクールでは、カジノに就業する際の「技能審査」を突破するためのテクニックの習得をはじめ、カジノの歴史や海外からのゲストをもてなすための「英会話」など、実践的な技術を数多く学ぶことができます。

そして、もうひとつの方法は、アルバイトで働いて技術を身につけるという方法です。
現状では日本にカジノは存在していないため、必然的に海外のカジノ施設が対象となります。

一定の語学力に達していることが必須条件となりますが、「ワーキングホリデー」や「インターンシップ」といった制度を利用してカジノに就業することで、実践的なテクニックを実地で身につけられます。

あなたもプロになれるかも

いかがでしょうか。カジノのプロであるギャンブラーとディーラーについて理解が深まったのではないでしょうか?

プロとして生計を立てていくためには、さまざまな能力や勝つためのテクニックを身につけなければなりません。

もしあなたがカジノのプロを目指すならば、本場のカジノに実際に行ってみるのも良いでしょうし、無料で遊べるオンラインカジノを試すのも一つかもしれません。