シンガポールのマリーナベイ・サンズで拡張工事が延期!完成時期に遅れ
シンガポールの大型カジノ、マリーナベイ・サンズで実施中の拡張工事が再度延期となりました。2019年に拡張工事が合意されて以降、今回で2回目の延期となります。
今回はマリーナベイ・サンズの工事が延期している原因や、工事の内容についてまとめていきます。
コロナの影響でマリーナベイ・サンズの工事が延期
マリーナベイ・サンズの拡張工事は、2019年4月に合意されました。日本円にして約9000億円を投じる大規模な工事を予定しており、当初は2025年頃に完成する見込みでした。
しかし、2020年に新型コロナウイルスによるパンデミックが起きたことにより、拡張工事に着手できない状態に。長期化したパンデミックの影響で拡張工事は予定通り進まず、2021年夏頃に延期が発表されました。
そのため、今回の延期発表は二度目となります。最新の計画によると、2023年4月を目途に拡張工事を再開し、2028年頃に完成を見込んでいるとのことです。
当初の計画より既に3年も後ろ倒しになっており、遅れによってコストが増大する恐れもあるとされています。
マリーナベイ・サンズ拡張計画の内容
マリーナベイ・サンズは大規模な拡張計画を立てています。具体的な計画の内容は下記の通りです。
- ユニバーサル・スタジオ・シンガポールに新アトラクション「ミニオンランド」を導入
- 新たなホテルタワーやMICE施設の建設
- 15,000席のエンターテインメントアリーナ
- ホテルタワー内にある水族館の改築
- 既存のホテルタワーに新たなスイートルームを増設
これらの計画は段階的に進んでおり、既存ホテルへのスイートルーム増設は2023年中に完成する予定です。
拡張工事が遅れていることにより、当初の計画に加えて新技術を盛り込む予定が立てられています。よりレベルの高い計画にアップグレードしているため、計画の遅延は悪いことばかりではありません。
新しく生まれ変わるマリーナベイ・サンズを楽しみに待ちましょう。