バカラの絞り(スクイーズ)を徹底解説!本場カジノで使えるマナーも解説
- 公開日:2022年11月18日
- 更新日:2023年1月25日

バカラには「絞り(スクイーズ)」と呼ばれる、プレイヤーが伏せられたカードをめくる特殊なルールがあります。
絞りは、ある特定の条件を満たした人のみが行える特別な楽しみ方です。
今回はそんなバカラの絞り(スクイーズ)の絞り方や、その手順をわかりやすく解説していきます。
まだ「絞り」を体験したことがない人やこれから本場のカジノへ遊びに行ってバカラを楽しむよ!という人も是非参考にしてみてください。
この記事を読んだらわかること
- バカラの絞り(スクイーズ)とは
- バカラの絞り(スクイーズ)のやり方
- バカラで絞り(スクイーズ)を行う意味について
- ランドカジノのバカラで絞り(スクイーズ)を行う際のマナー
目次
バカラの絞り方(スクイーズ)とは
「絞り(スクイーズ)」とは、伏せた状態で配られたカードを少しずつめくる行為です。スクイーズは、カードの柄や数字を少しずつ開いていくため、緊張感と臨場感を与えます。

本場カジノでバカラを遊ぶ時、この絞りができないと、周りから冷ややかな目で見られる場合もあるので十分注意しましょう。
絞りは誰が行えるのか?
バカラの絞りは、基本的にテーブル内で最高額をベットした人に権利が与えられます。バンカーやプレイヤー、タイどこにベットしてもスクイーズの権利は与えられます。(タイはベット額の上限が低いので権利を得るのは難しい)
最高額をベットしたプレイヤーが複数人いた場合は、勝ちが続いている人や運の良さそうな人が絞りを行うという暗黙の了解が存在します。
なお、スクイーズの権利は他の人に譲渡をすることも可能です。
絞り(スクイーズ)をするタイミングは?
スクイーズのタイミングは、伏せられたカードが勝敗を左右する時に行います。
例えば、バンカーに最初に配られた2枚が「6」でプレイヤーに配られた2枚の合計が「3」の時などです。次に引くカード次第でプレイヤーが勝つか負けるか決まる瀬戸際でスクイーズは行われます。
ちなみに、オンラインカジノでは全てのプレイヤーが絞れる「バカラスクイーズ」が存在するので、興味があればぜひ遊んでみてください。
バカラの絞り(スクイーズ)の手順
ここからは、バカラの絞りの基本である『縦からの絞り方』と『横からの絞り方』の手順を、画像を交えてわかりやすく紹介していきます。
今回は、ベラジョンカジノのライブカジノ「バカラコントロールスクイーズ」を使用して解説していきます。

このテーブルでは、プレイヤー(左側)・バンカー(右側)それぞれのカードを自由自在に「絞る」ことができます。
本場のカジノでは指でトランプのカードを抑えながらスクイーズしますが、オンラインカジノではマウス(スマホならタップ)で絞っていきます。
縦の絞り方と見え方
縦から絞り方はシンプルです。カードの端を摘み、カードの4分の1程度を裏返します。
この時、先述したマークの見え方の種類で数字を判断できます。
マークなしの場合

絞ったときにマークが何も見えない場合は、真ん中にマークがあることが確定するため数字の「1」であることがわかるため、絞りをやめて数字を確かめます。
絵札の場合

絵札の場合も絞った段階で、どのカードか判明するため絞りはここで終了となります。
マークが1つの場合

マークが1つ見えた場合は、縦に並んだ1列のカードが確定するため2か3の数字とわかります。
この時点で2択となるため、真ん中まで絞って中央にマークがあるかどうかを確かめましょう。
マークが2つの場合

マークが2つ見えた場合は、上記の画像のように4~10の数字が候補です。中央まで絞ってもどの数字かわからないため、横向きから絞る展開となります。
この場合、親指でカードの数字を隠していないと数字が判明してしまうため、上手に隠しながら絞りましょう。
横の絞り方と見え方
縦で絞っても数字が確定しなかった場合は、横からの絞りで数字を確認することになります。
横も縦と同様、伏せられたカードを摘み一部だけを裏返しますが、こちらはカードの3分1から半分程度まで捲りましょう。
横からの見え方は3種類あり、マークの数によってカードの数字を判断できます。
マークが2つの場合

マークが2つ見える場合は4,5のいずれかとなるため、中央まで絞って数字を確定させましょう。
マークが3つの場合

マークが3つ見える場合は6,7,8のいずれかとなります。
中央まで絞って、マークがなければ「6」、1つならば「7」、2つならば「8」となります。
マークが4つの場合

マークが4つ見える場合は9,10のいずれかとなります。こちらも中央まで絞って真ん中にマークが何個あるか確認しましょう。
このように絞りには一つずつ数字の候補消していき、どの数字が出るのか最後まで緊張感を保つ役割があるのです。
絞り(スクイーズ)でよく使用される単語と意味
絞り(スクイーズ)を行う際によく使用される下記の専門用語を覚えておきましょう。
これらはそれぞれカードのスーツ(柄)や絵柄などから連想される用語です。
アシあり・アシなし(縦からの見え方)
『アシあり』とは、縦に少しめくった時に2つのスーツが見えるカード(4〜10)のことを指します。


サイド(横からの見え方)
スーツ(マーク)の並び方によっても、以下のような呼び分けをします。

- 2サイド:スーツが2つ
- 3サイド:スーツが3つ
- 4サイド:スーツが4つ
スーツ(マーク)ごとの呼び方
アシの他にもカード少しめくった時に見えるスーツ(マーク)の数によって、以下のような呼び分けをします。

- A:スーツや絵札の柄が見えない(Aのカード)
- タテ:スーツが1つだけ見える(2か3のカード)
- 絵札:J・Q・Kの絵札
バカラの絞りにおけるマナー
1人で遊べるオンラインカジノではマナーを一切気にする必要はありませんが、本場のカジノでは複数のプレイヤーと一緒にプレイするため、絞りのマナーに気をつける必要があります。
事前にしっかり覚えておきましょう。
絞りたいがための時間ギリギリのベットはタブー
絞りの権利を得るためにベット時間ギリギリまで待ち、他人のベット額を確認してからベットする行為は、ナー違反です。
カジノは今でも紳士淑女の社交場であるため、他人のベッティングを確認した後にそれを上回るベッティングは他者へ不快感を与える可能性があります。
ベット額が他のプレイヤーと同じだった場合は、ディーラーが絞りの指定を行うため、気長にスクイーズできる機会を待ちましょう。
他人が絞っている時にヤジは飛ばさない
負けが込んでいたり、中々絞る機会が回ってこないときに、他のプレイヤーがこれ見よがしに絞っているとイライラしてヤジを飛ばしたくなるかもしれませんが、当然マナー違反です。
バカラに限らずカジノの基本的なマナーとして大声を出したり、他人・ディーラーへのヤジを飛ばしてはいけません。
カジノは大人の社交ですので、ゲーム中も紳士的な態度を心がけることが大切です。こういったマナーがひどい場合は、カジノの警備員に摘まみ出されてしまうので注意しましょう。
時間をかけ過ぎたり投げやりな絞りはマナー違反
オンラインカジノと違い、本場カジノのテーブルゲームは複数人でプレイします。そのため、一緒にバカラを遊んでいる他者への紳士的な配慮が必要です。
絞る人は、場の雰囲気を見極めながら適度に絞りましょう。
例えば1枚目のカードに対して、大きく意味を成さないカード(絵札など)が2枚目の場合に、めくりに時間をかけすぎたり投げやりに捲るなど、他のプレイヤーの興を削ぐような行為は避けましょう。
重ね重ね、カジノは紳士淑女の社交場なのです。
ツイてる人が絞ることもある(暗黙の了解)
本来絞りは、そのテーブルで最高額をベットしている人に権利が与えられます。
しかしながら、連勝を重ねていたり、大金を獲得し続けているいわゆる”ツイている”人に絞りの権利を譲るケースもあります。
これは暗黙の了解のようなものでツキがある人に乗っかり、代表として絞ってもらうという表現が的確かもしれません。
そのテーブルでの雰囲気が読めないプレイ序盤や、カジノで遊ぶことに慣れないうちは、低額なベットであえて絞りの権利を回避する配慮も時には必要になってきます。
カードが絞れないバカラも存在する
本場カジノのバカラは、基本的に全てのテーブルでプレイヤーが絞れますが、例外的にディーラーがすべて自分で絞りを行うテーブルも存在します。
座席順で絞る人を決めたり、ディーラーが指名したりと、テーブルによって絞る人の決め方が異なる場合もあるので、そのテーブルのルールに従いましょう。
また、スタンドアローン型のゲーム筐体『ビデオバカラ』においても、電子ゲームとしてバカラが進行するため、絞りはできず画面をタッチしてゲームを進行します。
カジノのすべてのバカラゲームで絞れるとは限らないと覚えておきましょう。
そもそも絞り(スクイーズ)する意味はあるのか?
バカラの絞り(スクイーズ)にはカードの当たる確率が上がったり、配当が増えるといったことはありません。
なぜバカラのプレイヤーたちは絞り(スクイーズ)の権利を欲しがるのでしょうか?
優越感や緊張感が味わえる
バカラにおいて、プレイヤーがスクイーズの権利を欲しがるのは、プレイヤー同士での緊張感と優越感を同時に味わうことができるからです。
基本的にカジノのテーブルゲームはディーラーが全ての進行を行います。
ブラックジャックはディーラーがカードを配り、ルーレットはディーラーがホイールを回し、ホールデムポーカーなどもディーラーが取り仕切りるため、プレイヤーがゲームの主導権を握る機会が少ないのです。
カジノゲームの中で、カードを手の中で転がし、その場の時間や雰囲気を支配できるのはバカラの絞り(スクイーズ)だけです。
絞りが勝利の流れを呼び込む可能性もある
スクイーズは直接的にゲームの結果に影響を及ぼすことはありませんが、場の盛り上がりやテーブル全体のボルテージを高める効果があります。
高まったボルテージは他のプレイヤーにも伝播して、テーブル内のベット額が徐々に上昇するかもしれません。好転した雰囲気の中、大勝負に踏み切り大勝する可能性もあります。
このようにゲームや自身のツキを変える可能性がバカラの絞りには存在します。スクイーズはプレイヤーの気持ちを盛り上げる大きな影響力も持っているのです。
オンラインカジノでバカラの絞り(スクイーズ)を体験できるおすすめゲーム
バカラの絞りはランドカジノだけでなく、オンラインカジノでも体験することができます。
おすすめなのはベラジョンカジノで遊べるライブカジノ「バカラ・コントロール・スクイーズ」です。

このゲームは全プレイヤーが自分の好きなタイミングでカードをめくることができるのが特徴です。カードめくりは、ゲームにベットをしていない閲覧者も行うことが可能です。
ゲームの流れとしては、まずは通常通りベットを行います。ディーラーからの「ノーモアベット」の合図でベッティングが締め切られた後、カードが配られ15秒間スクイーズの時間が与えられます。

プレイヤーは15秒の間に4枚のカードを好きな順番でめくることができます。予想が当たっているのか、外れているのかドキドキしながらカードを絞ってみてください。
バカラ・コントロール・スクイーズは$5~$5,000とベット幅が広いため、少額で安全に遊んだり、高額でスリリングなベッティングに挑戦してみたり色々な楽しみ方ができます。
【まとめ】バカラの絞り方やマナーを覚えてカジノで遊んでみよう
この記事のまとめ
- 絞り(スクイーズ)は、伏せたカードをジワジワとめくるアクション
- 縦,横それぞれの絞り方を覚えよう
- 縦から横に順に絞る
- 絞り(スクイーズ)はバカラ独特の雰囲気を楽しめる
- 本場カジノでのバカラでは絞りのマナーに気をつけよう
いかがだったでしょうか。今回はバカラの絞り方や絞りの順序、実際のカジノにおける絞りのマナーを紹介しました。
絞り(スクイーズ)は上手く出来れば、テーブルの雰囲気を非常に良くできるバカラの醍醐味の一つです。
本場のカジノへ行く前にマスターして存分に絞りを味わいましょう。