マーチンゲール法を使うと負ける!?使い方やコツを徹底解説
- 更新日:2021.02.11

マーチンゲール法は、カジノで使える必勝法の中で最も有名な必勝法です。
負けたら倍賭け、倍プッシュをするだけなので、使うだけなら初心者でも即できます。
しかし、誤った使い方をすると破産するリスクもあるので、使い方には十分注意しなければいけません。
✅マーチンゲール法のメリット・デメリット(重要)
✅マーチンゲール法のシミュレーション(勝率が良い場合・悪い場合)
✅マーチンゲール法を上手に運用する4つのコツ
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目 次
マーチンゲール法の賭け方・使い方
マーチンゲール法は、連敗の負け分を一回の勝利で取り戻す必勝法です。
使い方のルールは『負けたら勝つまで倍賭け』。一度勝ったらマーチンゲール法の成功となります。
配当2倍、勝率1/2のゲームで使用します。
例えばスタートの賭け金を$1とした場合のベット額と総収支の推移は以下のようになります。
回数 | 賭け金 | 結果 | 総収支 |
1 | $1 | × | -1 |
2 | $2 | × | -3 |
3 | $4 | × | -7 |
4 | $8 | × | -15 |
5 | $16 | 〇 | 1 |
ゲームに負けたら倍賭け、またゲームに負けたらさらに倍賭け。これを繰り返し、5ゲーム目で勝ち、スタートのベット額分だけの利益がでました。
このように、マーチンゲール法は連敗数に関係なく、1勝すれば、必ずスタートのベット額分だけの利益を獲得できます。
マーチンゲール法を効果的に使えるゲームは?
マーチンゲール法が向いているのは勝率約1/2、配当2倍の独立事象のゲームです。
「独立事象のゲーム」というのは、過去のゲームの結果が次の結果に影響を与えないゲームのことで、具体的にはルーレットのイーブンベット(赤黒賭け、偶数・奇数賭け、ハイロー賭け)、シックボーの大小賭けが独立事象の配当2倍ゲームにあたります。
一方、バカラやブラックジャックはシューに残っているカード次第でゲーム結果に偏りが出るため、独立事象のゲームとはいえません。
例えば、バカラで「5」以上のカードが場に多く出た場合、シューには「4」以下のカードが多く残ります。「4」以下のカードが多く残っている場合、バカラのルール上、プレイヤーの勝つ確率がわずかに上がります。
このようなカードの偏りによる勝率の誤差は、マーチンゲール法の失敗確率を上げる可能性があります。ブラックジャックやバカラでマーチンゲール法を絶対使ってはいけないということではありませんが、成功確率を重視するなら、なるべく独立事象のゲームで使用するようにしましょう。
マーチンゲール法のシミュレーション
続いて、マーチンゲール法を使用した際に全体の勝率が良い場合と勝率が悪い場合でどのような違いが出るかシミュレーションしてみます。
どの様に収支の推移が変わっていくか確認してみてください。
なお、シミュレーションでは勝率約1/2、配当2倍のゲームでマーチンゲール法を使用しているものとします。
全体の勝率が良い場合
スタート資金:$20 開始時の賭け金:$1 全体の勝率:60%
回数 | 賭け金 | 結果 | 残金 |
1 | $1 | 〇(+$1) | $21 |
2 | $1 | 〇(+$1) | $22 |
3 | $1 | ×(-$1) | $21 |
4 | $2 | ×(-$2) | $19 |
5 | $4 | ×(-$4) | $15 |
6 | $8 | 〇(+$8) | $23 |
7 | $1 | ×(-$1) | $22 |
8 | $2 | 〇(+$2) | $24 |
9 | $1 | 〇(+$1) | $25 |
10 | $1 | 〇(+$1) | $26 |
ご覧のとおり、勝率が良いときはマーチンゲール法を使用する機会がそもそも少ないです。
また連敗数が少ないため、手持ち資金を大きなリスクにさらすことなく、マーチンゲール法を成功させることができています。
ただ勝ったときは賭け金を増やさないので、連勝時のメリットはありません。
全体の勝率が悪い場合
スタート資金:$20 開始時の賭け金:$1 全体の勝率:33%
回数 | 賭け金 | 結果 | 残金 |
1 | $1 | 〇(+$1) | $21 |
2 | $1 | ×(-$1) | $20 |
3 | $2 | 〇(+$2) | $22 |
4 | $1 | ×(-$1) | $21 |
5 | $2 | 〇(+$2) | $23 |
6 | $1 | ×(-$1) | $22 |
7 | $2 | ×(-$1) | $20 |
8 | $4 | ×(-$1) | $16 |
9 | $8 | ×(-$1) | $8 |
6ゲーム目から4連敗し、9ゲーム目の終了時に残金は$8となりました。次ゲームでマーチンゲール法を使う場合は$16必要ですが、資金が残っていないので、マーチンゲール法は続行できません。
このように勝率が悪いときにマーチンゲール法を使うと、1勝する前に資金全てを失う可能性が高くなります。
マーチンゲール法の利点・メリット
マーチンゲール法のメリットは以下の2点です。
- 初心者でも簡単に使用できる
- 1勝すれば損失額を取り戻せる
以下、解説していきます。
初心者でも簡単に使用できる
カジノゲームで使える必勝法は色々ありますが、マーチンゲール法が最も簡単で覚えやすいです。
メモはいりませんし、複雑な計算もいりません。
もし前ゲームの賭け金の倍数がすぐにわからなくても、前ゲームと同じ分だけチップを増やせばいいだけです。
負けたら「勝つまで倍賭け」を繰り返せばいいだけなので、初心者でもランドカジノやオンラインカジノで即使えます。
1勝すれば損失額を取り戻せる
10連敗しても、20連敗しても、1勝さえすれば損失額を取り戻せるうえ、最初の賭け金分の利益が出るのはマーチンゲール法最大のメリットです。
勝率約1/2のゲームにおいて、連敗する確率はゲーム回数を重ねるごとに低くなっていくので、よっぽど運が悪くなければ成功できます。
参考として、以下の表で2連敗以上の連敗が起こる確率をご覧ください。
連敗数 | 確率 |
2 | 25% |
3 | 12.5% |
4 | 6.3% |
5 | 3.1% |
6 | 1.6% |
7 | 0.8% |
8 | 0.4% |
9 | 0.2% |
10 | 0.1% |
連敗する確率はだんだんと下がっていっていますね。
例えば10連敗する確率が約0.1%ということは、理論上約99.9%の確率で11ゲーム目に勝てるということです。
勝率約1/2のゲームで賭けた方とは反対の目が出続けるということはずっと続きません。理論上はいつかどこかのタイミングで必ず成功させられます。
マーチンゲール法の欠点・デメリット
マーチンゲール法のデメリットは以下の2点です。
- 負け続けるとベット額が上がり破産する
- ベットリミットの上限に引っかかる
以下、解説していきます。
負け続けるとベット額が上がり破産する
マーチンゲール法は理論上必ず成功できる必勝法ですが、実際には連敗すればするほど損失額が増え、ベット額が上がっていくので、相当な資金力がないと途中で破産してしまいます。
例として、スタートの賭け金を1ドルと設定し、連敗時の損失額と次のゲームで必要なベット額を以下の表にまとめました。
連敗数 | 損失額 | 次の賭け金 |
2 | $3 | $4 |
3 | $7 | $8 |
4 | $15 | $16 |
5 | $31 | $32 |
6 | $63 | $64 |
7 | $127 | $128 |
8 | $255 | $256 |
9 | $511 | $512 |
10 | $1023 | $1024 |
いかがでしょうか。
1ドルからスタートしましたが、10連敗もすると損失額が$1023まで増えます。また11ゲーム目をプレイするためには$1024かかります。つまり、11ゲーム目までマーチンゲール法を使用するためには、最低でも軍資金が$2047必要です。
仮に11ゲーム目で必ず勝てるのであれば、$2047だけ用意していればマーチンゲール法は毎回成功できますが、必ず勝てる保証はありません。勝率約1/2のゲームでも、11連敗どころか、20連敗することだってあり得ます。
20連敗時の損失額は$104,8575です。20連敗できるほどの資金力がある人でも資金力次第では30連敗、40連敗には耐えられないでしょう。この連敗時の損失額とベット額の増加し具合こそ、マーチンゲール法が危険だといわれる理由です。
ベットリミットの上限に引っかかる
マーチンゲール法を使う際、資金力以外で問題となるのがベットリミットの上限です。ランドカジノでもオンラインカジノでもテーブルごとにベットできる上限額が決まっています。
例えばベラジョンカジノで遊べるテーブルゲームのRoulette ONTだと、赤黒賭けなどのイーブンベットの上限は、$1,000です。スタートの賭け金が1ドルでも、10ゲーム目の賭け金はは$1,000のベット上限額を超えてしまうので、9ゲーム目を失敗した時点でマーチンゲール法の使用は中断するしかありません。
理論上、マーチンゲール法はいつか成功しますが、実際にはベットリミットの壁があるのです。
ベットリミットがある以上、どんな大富豪でもマーチンゲール法を失敗する可能性はあります。
マーチンゲール法を上手に運用するコツ
マーチンゲール法は使用するだけなら簡単ですが、成功する確率を上げるためには以下のポイントをおさえて使用しましょう。
- スタート掛け金を小さく設定する
- 連敗数の指標を決めておく
- ベットリミットが高いオンラインカジノで使う
- ゲームの流れを読む
- 賭け倍数を増やす
それぞれ詳しく解説していきます。
スタート賭け金を小さく設定する
マーチンゲール法を利用する際にまず決めておくべきなのがスタート賭け金です。スタート賭け金の大きさによって賭け金の増え具合が変わってきます。
例として、$1の場合と$5の場合で比較してみましょう。
1回目 | $1 | $5 |
2回目 | $2 | $10 |
3回目 | $4 | $20 |
4回目 | $8 | $40 |
5回目 | $16 | $80 |
6回目 | $32 | $160 |
7回目 | $64 | $320 |
8回目 | $128 | $640 |
9回目 | $256 | $1240 |
10回目 | $512 | $2480 |
スタートの時点では$4の差しかありませんが、10回目には$1968もの差が開いています
このことから分かるとおり、手持ち資金が少ないのに$5や$10といった賭け金でスタートするとすぐに破産してしまうので、スタート賭け金は手持ち資金にあわせて調整するようにしましょう。
具体的には手持ち資金の1/100~1/500でスタート賭け金を設定するのがオススメです。1/100~1/500であれば、5~8連敗程度までは耐えることができます。
連敗数の指標を決めておく
マーチンゲール法は連敗が続けばいつか破産してしまいます。手持ち資金をすべて失ってしまってはリベンジすることもできないので、あらかじめ使用を中断する連敗数を決めておいたほうがいいです。
例えば、資金が$10以下、最大連敗数5回などと決めておくとしましょう。5連敗した時点で資金は100ドルから69ドルまで減りますが、69ドルもあれば資金を取り戻す余力は残ります。
最大連敗数に達したら、その日は調子が悪いものと考え、ゲームから離れるのも1つの手です。
時間をおいて気持ちを切り替えてからプレイしなおしたら、調子よく勝てるようになることもよくあります。
ベットリミットが高いオンラインカジノで使う
資金が豊富にあっても最大ベットリミットが低いオンラインカジノだとマーチンゲール法を満足に使うことはできません。
ベットリミットの上限が原因でマーチンゲール法の使用を中断することにならないよう、なるべく最高ベットリミットが高いオンラインカジノでマーチンゲール法を使うようにしましょう。
最高ベットリミットが高いオンラインカジノはいくつかありますが、なかでもおすすめなのはベラジョンカジノです。
以下、ベラジョンカジノのライブカジノのゲーム別最高ベットリミットです。
カジノゲーム | ベットリミット |
バカラ | $50.000 |
ブラックジャック | $10,000 |
ルーレット | $100,000 |
シックボー | $2.500 |
ベラジョンカジノのように最高$100,000まで勝負できる日本語対応オンラインカジノはあまりないので、ベラジョンカジノ以外で遊ぶ場合は遊ぶ前にライブカジノの最高ベットリミットをチェックしてください。
ゲームの流れを読む
マーチンゲール法を成功させるためには連敗数が伸びないよう、ゲームの流れにあわせてマーチンゲール法を使用することも重要です。
例えば、ルーレットの赤黒賭けで赤に賭けると決めておき、黒が4回連続できてからマーチンゲール法を使用します。黒が4回連続できた場合、その後数ゲームのうちに赤がきます。黒が5回、6回と続いても、資金がなくなる前に赤がくればマーチンゲール法成功です。
マーチンゲール法はこのようにゲームの流れを見ながら使用したほうが成功確率を高めることができます。
ただ、予想していたゲームの流れがいつも来るとは限らないので注意してください。
予想と違うゲームの流れのなかでマーチンゲール法をずるずる使うのは危険なので、ゲームの流れを読めていないとかんじたら、いったんゲームから離れましょう。
賭け倍数を増やす(3倍マーチンゲール・グランマーチンゲール)
ゲームの流れを読めていて、確実に1勝をとれる自信があるときは、マーチンゲール法の賭け倍数を増やす攻めの戦略をとるのもいいでしょう。
具体的にはマーチンゲール法は前ゲーム賭け金の2倍をベットしますが、この2倍を3倍に変えたり、2倍+1単位に変えるのです。3倍に変えるのを3倍マーチンゲール法、2倍+1単位に変えるのをグランマーチンゲール法ともいいます。
賭け倍数を増やすメリットは1勝したときに得られる利益です。
以下の表で連敗後の1勝で得られる利益について賭け方別にまとめました。なお、スタート賭け金は$1とします。
ゲーム数 | 通常 | 2倍+$1 | 3倍 |
1 | +$1 | +$1 | +$1 |
2 | +$1 | +$2 | +$2 |
3 | +$1 | +$3 | +$5 |
4 | +$1 | +$4 | +$14 |
5 | +$1 | +$5 | +$41 |
6 | +$1 | +$6 | +$122 |
7 | +$1 | +$7 | +$365 |
通常の場合はどこで勝ってもスタート賭け金分の利益しかでませんが、賭け金を変えてベットするだけで、負ければ負けるほど1勝したときにかなり大きな利益を得られることがわかりますね。
ただし通常よりも大きな賭け金にすると、ベットリミットに到達するスピードも早くなります。資金を失うリスクも高くなるので、使用する際は十分に気をつけてください。
マーチンゲール法はカジノで禁止されている?
マーチンゲール法は、基本的にどこのカジノでも使用できます。もちろんオンラインカジノでも使用可能です。
ただし、ごく一部のオンラインカジノではボーナス利用時のシステムベットを禁止しているので、注意してください。
システムベットというのはマーチンゲール法のように規則性のあるベット方法のことです。システムベットを上手に活用できるプレイヤーは素人プレイヤーよりもボーナスの出金条件クリアの成功率が高くなるためか、利用規約に禁止行為として明記されていることがあります。
そのため、システムベット禁止のオンラインカジノでマーチンゲールを繰り返すと不正プレイと判断され、勝ち金やボーナスを没収されてしまいます。マーチンゲール法を使用する前に必ず利用規約を確認しておいてください。もし利用規約を読んでも分からない場合は、サポートに確認をとってから使用するようにしましょう。
マーチンゲール法の歴史・名前の由来
マーチンゲール法の歴史は古く、その由来は中世フランス、ルイ王朝時代まで遡ります。フランスでは17世紀から18世紀にかけて、さいころやカードゲームを使ったシンプルなギャンブルが庶民だけでなく貴族の間でも盛んにおこなわれていました。王朝公認の賭博場や宝くじができたのもこの頃で、フランスの哲学者にして数学者であるパスカルがルーレットの原型を作った時代でもあります。
そんなフランスのギャンブル黎明期に、南フランスのマーティギュー地方でとある賭け方がコイン投げのギャンブルで好んで使われていました。
勝つまで倍賭け。現代のマーチンゲール法です。地方の名前がついたのは、倍賭けはマーティギュー地方の変わり者が使うバカな賭け方、と皮肉る意味もあったとか。
その後、ヨーロッパの植民地政策に伴ってカジノ文化が広まるとともに、マーチンゲール法の名も世界中で知られるようになりました。
マーチンゲール法まとめ
マーチンゲール法は連敗時に倍賭けを続けるというとてもシンプルな必勝法です。
使い方は簡単なので初心者でも即利用できますが、連敗時に賭け金・損失額が増大しやすい点を考慮しながら使わないとすぐ破産してしまうので、使う際はしっかり撤退ポイントを考えてから使いましょう。
ゲームの流れにあわせてピンポイントでマーチンゲール法を使えるようになれば、損失額を上手に回収して利益アップにつなげることができますよ!
✅勝率約1/2、配当2倍の独立事象のゲームで使用すると効果的
✅スタート賭け金は手持ち資金のサイズにあわせて調整する
✅連敗が続いたら破産するまえに使用を中断したほうがいい


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