世界各国のカジノにおけるドレスコード

今回は世界各国のカジノで定められているドレスコードについてを徹底的に解説していきます。

ドレスコードと言うとパーティーやレストランでの”正装”を思い浮かべるかもしれませんが、カジノでもドレスコードが決まっていることが多いです。

この記事さえ読めば、世界のカジノのドレスコードについての理解が深められます。

地域別ドレスコード

この項では、服装規定であるドレスコードや持ち込み不可のアイテムなど、カジノ入場時に拒否されないための情報を紹介していきます。

ドレスコードは地域ごとに規則の強さが変わってくるため、下記のエリアごとに解説を行います。

  • アジア・オセアニア
  • 北アメリカ
  • 南アメリカ
  • ヨーロッパ
  • アフリカ

それでは見ていきましょう。

アジア・オセアニア

アジア・オセアニアは世界最大のカジノ都市として名高いマカオや、韓国、シンガポール、オーストラリアなど、人気の高い観光地を多数擁しています。

アジアにおけるカジノは庶民の生活に密着した遊び場としての色合いが強いため、他の地域と比較してドレスコードの規定が緩いという特徴があります。

実際、マカオのカジノではTシャツにハーフパンツ、サンダルといったラフな服装でカジノゲームに没頭している観光客の姿も散見されるほどです。

周囲の目を気にするのであれば、男性なら襟付きのシャツに長ズボンとスニーカー、女性なら袖のあるトップスにロングパンツとパンプスなど、観光地を歩いても恥ずかしくないような服装が無難だといえます。

オセアニアのカジノはアジアと比べると規定が厳しく、男性なら襟付きのシャツに長ズボンと革靴、女性ならミニドレスやワンピースにヒールを合わせるなど、いわゆるスマートカジュアルな服装が推奨されています。

いずれもイカサマを防止するために、帽子やサングラスやマスクの着用と、大きな手荷物の持ち込みは禁止です。

北アメリカ

北アメリカは世界中から年間4,000万人もの観光客が訪れるエンターテインメントの本場ラスベガスを擁しています。

北アメリカもアジアと同じように規定が緩く男性ならTシャツに長ズボンとスニーカー、女性なら袖のあるトップスにロングパンツとパンプスなど、カジュアルな服装であれば問題ありません。

タンクトップにハーフパンツ、ビーチサンダルといったラフすぎる服装では入場を拒否される場合がありますので注意してください。

イカサマを防止するために、大きな手荷物の持ち込みと、帽子やサングラス、マスクの着用は禁止されています。

南アメリカ

南アメリカではアルゼンチンやベネズエラ、ペルーなど8カ国でカジノが合法化されており、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは大きな船を丸ごと改造した船上カジノが高い人気を誇っています。

南アメリカのカジノのドレスコードはオセアニアと同じスマートカジュアルと呼ばれるもので、男性なら襟付きのシャツに長ズボンと革靴、女性ならミニドレスやワンピースにヒールを合わせた服装が推奨されています。

南アメリカのカジノでもイカサマを防止するため、大きな手荷物の持ち込みと、帽子やサングラス、マスクの着用は禁止です。

ヨーロッパ

カジノ発祥の地であるヨーロッパは非常にカジノが盛んな地域であり、35カ国でカジノが合法化されています。

ヨーロッパのカジノはドレスコードの規定が厳しく、フォーマルな服装でなければ入場は許されません。

男性ならジャケットとネクタイの着用が必須とされ、特に格式の高いカジノではタキシードやブラックスーツの着用が義務づけられている場合もあります。

女性はロングドレスとクラッチバックの組み合わせが推奨されています。

場所によってはジャケットの貸出をしているカジノもありますが、ヨーロッパのカジノに行く予定があるのであれば忘れずに用意しておきましょう。

ヨーロッパのカジノでもイカサマを防止するため、大きな手荷物の持ち込みと、帽子やサングラス、マスクの着用は禁止です。

アフリカ

アフリカでも多く国においてカジノが合法化されており、エジプトや南アフリカをはじめとして、ナイジェリア、ケニア、ジンバブエなどじつに21カ国以上の国にカジノが建設されています。

アフリカのカジノのドレスコードはスマートカジュアルと呼ばれるもので、男性なら襟付きのシャツに長ズボンと革靴、女性ならミニドレスやワンピースにヒールを合わせた服装が推奨されています。

アフリカのカジノでもイカサマを防止するため、大きな手荷物の持ち込みと、帽子やサングラス、マスクの着用は禁止です。

合わせて知りたい、カジノの基本

この項では、カジノにおけるマナーや用語の解説など、カジノを訪れるなら必ず知っておきたい基本的な情報をお伝えしていきます。

マナー

どこのカジノでも共通しているマナーのひとつに、動画や写真の撮影をしてはいけないというものがあります。

その他にも、イカサマを防ぐために貴重品以外の荷物はクロークに預ける、指定された場所以外では喫煙してはいけないといった暗黙の了解が存在しています。

また、ゲーム中のマナーとして、テーブルの上にチップ以外の荷物を置いてはいけない他人のチップに触ってはいけない現金をチップに換える際はディーラーに手渡ししてはいけないといったものが挙げられます。

ディーラーにチップを渡す際も同様に手渡しせず、テーブル上に置くようにします。

アメリカやヨーロッパなどチップ文化が根付いている国では、ディーラーやホールスタッフにチップを渡すことも大切なマナーとなっています。

年齢制限

カジノは入場に際して年齢制限が設けられていますが、その年齢は国によって異なります。

アメリカやヨーロッパ諸国、中国の行政特区マカオを含むアジア諸国はいずれも21歳以上でなければ入場できません。

その他、オーストラリアをはじめとするオセアニアとアフリカ諸国は18歳以上、韓国は19歳以上でなければ入場できないとして定められています。

取締の厳しいラスベガスでは入場時だけでなくカジノ内でも年齢確認を求められる場合がありますので、すぐに見せられるようパスポートを準備しておきましょう。

予算

カジノで遊ぶためには軍資金が必要となりますが、その予算は遊びたいゲームの種類やベット額によって大きく異なります。

同じゲームでもテーブルによって最高と最低のベット額が個別に設定されているため、予算が潤沢ならば高レートのテーブル、限られた少ない予算をやりくりするのであれば最低ベット額が小さいテーブルなど、予算に応じてテーブルを選びましょう。

目安として、遊びたいゲームのミニマムベットの50倍、もしくは10,000~30,000円程度の軍資金は最低でも用意してください。

運に頼らずに資金を増やすことを目的にするのであれば、最低でも100,000円は用意しておきたいところです。

カジノ用語

カジノには専門用語が多く存在しています。ここでは最低限知っておきたい代表的なカジノ用語をいくつかご紹介していきます。

  • チップ:カジノ内で通貨となるコインを指し、現金と同等の扱いを受けます。
  • チェンジ:現金をチップに両替することを指します。
  • ディーラー:カジノゲームの進行役で、カードを配る、現金とチップを両替する、ゲームの解説をおこなうなどゲームにおいて重要な役割を果たします。ヨーロッパでは「クルピエ」とも呼ばれます。
  • ノーモアベット:ベットタイムの終了を知らせる合図を指します。ディーラーが「ノーモアベット」と発言した後はベットすることができません。
  • バイイン:プレイヤーがゲームに参加する際に現金をチップに交換する行為、もしくはその金額を指します。
  • マキシマム・ベット:テーブルごとに設定されている1回のゲームで賭けることのできる最高額を指します。逆に、1回のゲームで賭けることのできる最低額を「ミニマム・ベット」と言います。

初心者でも遊べるカジノのゲーム紹介

この項では、カジノゲームを遊んだことがないという方にもおすすめの初心者向けゲームをご紹介します。

バカラ

バカラとは「カジノの王様」とも呼ばれるカジノゲームで、世界中のカジノで根強い人気を誇っています。

バカラはトランプを使ったカードゲームで、「プレイヤー」「バンカー」に分かれておこないます。

それぞれにカードが配られ、カードの数字の合計値が「9」に近い方を予想するという非常にシンプルなルールです。

細かいルールもありますが、基本的にはプレイヤーとバンカーどちらが勝つかを予想するゲームなので、初心者の方でも1/2の確率で勝つことができます。

ルーレット

ルーレットとは「カジノの女王」とも呼ばれるカジノゲームで、アメリカやヨーロッパを中心に高い人気を誇っています。

アメリカ式とヨーロッパ式のものでわずかに仕様が異なりますが、ルールはほとんど同じで、ディーラーが放ったボールがルーレットのどの場所に落ちるかを予想します。

「0」や「00」を含む1~36の数字の他、赤か黒かを予想することもできるので、詳しいルールを知らなくても直感的にプレイすることができます。

ドラゴンタイガー

ドラゴンタイガーはカンボジアで発祥したカジノゲームで、マカオを中心に高い人気を誇っています。「カジノの王様」と呼ばれるバカラをよりシンプルにしたようなゲームで、バカラ同様トランプを使ってプレイします。

「ドラゴン」「タイガー」という仮想のふたりにそれぞれカードが配られますので、プレイヤーはどちらのカードの数字が大きいかを予想します。

その他にも、カードが奇数か偶数か、数字が「7」より大きいか小さいかを予想することができますが、いずれの場合も「7」が出た場合には無条件でプレイヤーの負けとなってしまいます。

J・Q・Kなどの絵柄を「10」として扱うバカラとは異なり、ドラゴンタイガーにおけるカードの強さの序列は数字どおりにカウントされます。

また、カードも1枚しか配られないので、バカラよりもわかりやすくテンポの良いゲームを楽しむことができます。

正しい知識を持ってカジノに挑もう

いかがでしょうか。一言にカジノといっても、ドレスコードやマナーは国や地域によって大きく異なることがあります。実際に足を運ぶ前に充分なリサーチをしておくことで、周囲に迷惑をかけずに気持ち良くプレイできるので今回の記事をしっかり確認しておくようにしましょう。

また、テーブルについたときに戸惑うことのないように、オンラインカジノで練習を積んでおくのもおすすめです。