【パーレー法徹底解説】メリットやデメリット、運用のコツを紹介

パーレー法は勝利したらベット額を2倍に増やしていく必勝法です。勝ったら倍にしていくだけなので、初心者の方には打ってつけです。

また、負けたら倍賭けするマーチンゲール法と反対のことをするので、「逆マーチンゲール法」とも呼ばれます。

1敗でもすると、全ての利益が0になってしまう必勝法でもあるため、慎重に使用するのがおすすめです。

当記事では、パーレー法の使い方や相性のいいゲーム、使用する際のコツなどを解説しているのでぜひ参考にしてください。

パーレー法は比較的短時間で大きな利益を獲得できる必勝法です。とはいえ、止め時を見極めないと上手く効果を発揮できません。連勝がずっと続く事はないので、利確ポイントを決めてからプレイしましょう。

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この記事を読んだらわかること

  • パーレー法の使い方
  • パーレー法のメリット・デメリット(重要)
  • パーレー法の3つのシミュレーション
  • パーレー法を上手に運用するコツ(マーチンゲール法と併用)

パーレー法の賭け方・使い方

パーレー法

パーレー法は、は『勝ったら倍賭け』していくだけのシンプルな必勝法です。勝つごとに前回の賭け金を倍々で増やしていきます。使用するのは勝率約1/2、配当2倍のゲームです。

負けた場合は、最初の賭け金に戻します。なお、一度でも負けてしまうと、損益はマイナスになってしまいます。

スタートの賭け金を$1とした場合のベット額と総収支の推移は以下の通りです。

回数賭け金結果総収支
1$1
(+$1)
+$1
2$2
(+$2)
+$3
3$4
(+$4)
+$7
4$8
(+$8)
+$15
5$16
(+$16)
+$31

$1スタートですが、パーレー法を使って5連勝で$31の利益が出ました。
$1のフラットベットで5連勝しても$5しか得られないことを考えれば、いかにパーレー法の連勝時の効果が高いか分かりますね。

パーレー法を効果的に使えるゲームは?

パーレー法が向いているのは勝率約50%、配当2倍のゲームです。

具体的にはルーレットのイーブンベット(赤黒賭け、偶数・奇数賭け、ハイロー賭け)、バカラのプレイヤーベット、ブラックジャック、シックボーの大小賭けがそれにあたります。

中でもバカラとブラックジャックはパーレー法を使う連勝の展開が期待できるゲームです。

この2つのゲームはカードを使用しますが、場に出たカードによって、シューに残るカードの割合が変わり、その後のゲーム結果に偏りが出ることがあります。例えばバカラだとプレイヤー・バンカーのどちらかの出目が出やすくなり、ブラックジャックだとディーラーがバーストしやすくなるのです。

このような偏りが大きな連勝の波をもたらすこともあるので、ぜひバカラやブラックジャックでパーレー法を活用してみてください。

【検証】パーレー法のシミュレーション

では、パーレー法はゲームの展開次第でどのような違いが出るでしょうか。実際に「連勝する場合」「連勝後に負ける場合」「勝ち負けが交互にくる場合」の3パターンをシミュレーションして、収支の推移や結果をみていきましょう。なお、シミュレーションでは勝率約1/2、配当2倍のゲームをパーレー法を使用しているものとします。

連勝する場合

スタート資金:$20 開始時の賭け金:$1  全体の勝率:80%

回数賭け金結果残金
1$1
(+$1)
$21
2$2
(+$2)
$23
3$4×
(-$4)
$19
4$1×
(-$1)
$18
5$1
(+$1)
$19
6$2
(+$2)
$21
7$4
(-$4)
$25
8$8
(+$8)
$33
9$16
(+$16)
$49
10$32
(+$32)
$81

パーレー法の威力が最大限発揮できるのはこのように連勝が続いたときです。
途中で負けを挟んでも、連勝が続けばどんどん利益が増えていきます。

連勝後に負ける場合

スタート資金:$20 開始時の賭け金:$1  全体の勝率:90%

回数賭け金結果残金
1$1
(+$1)
$21
2$2
(+$2)
$23
3$4
(+$4)
$27
4$8
(+$8)
$35
5$16
(+$16)
$51
6$32
(+$32)
$83
7$64
(+$64)
$147
8$128
(+$128)
$275
9$256
(+$256)
$531
10$512×
(-$512)
$19

10ゲーム中9連勝しましたが、最後の負けで積み重ねた利益がすべて飛び、スタート資金から1ドル少ない結果で終わりました。

このようにパーレー法はいくら連勝しても、1敗するだけでスタート賭け金の損が出るようになっています。

勝ち負けが交互にくる場合

スタート資金:$20 開始時の賭け金:$1  全体の勝率:50%

回数賭け金結果残金
1$1
(+$1)
$21
2$2×
(-$2)
$19
3$1
(+$1)
$20
4$2×
(-$2)
$18
5$1
(+$1)
$19
6$2×
(-$2)
$17
7$1
(+$1)
$18
8$2×
(-$2)
$16
9$1
(+$1)
$17
10$2×
(-$2)
$15

全体の勝率が5分5分で途中連勝する場面もありますが、残金はじわじわと減っていっています。
パーレー法は連勝時にのみ特化した必勝法のため、このように勝率50%の展開のときには効果を発揮できません。むしろパーレー法を使うことでフラットベットをするよりも結果が悪くなります。

パーレー法のメリット

パーレー法のメリットは以下の3点です。

以下、解説していきます。

短期間で大きな利益が得られる

パーレー法の最大のメリットは連勝時の爆発力です。数ゲーム連勝するだけで大きな利益を得られます。スタート賭け金が$1の場合は5~6連勝以上しないと実感できないかもしれませんが、スタート賭け金を引き上げると威力は実感できます。

参考として、スタート賭け金を$1、$5、$10として5連勝した場合の合計利益を以下の表で確認してください。

連勝数$1$5$10
1$1$5$10
2$2$10$20
3$4$20$40
4$8$40$80
5$16$80$160
合計$31$155$310

スタート賭け金が数ドル違うだけで5連勝した場合の合計利益は大きく差がでますね。
スタート賭け金をさらに引き上げれば2~3連勝するだけでも威力絶大です。

連勝の波に乗ってパーレー法をうまく活用できれば、1時間、いや、5分もあれば、資金をどんどん増やせます。

少ない資金でも実践できる

負けたら倍賭けするマーチンゲール法のような損失回収メインの必勝法は、成功させるためにある程度資金が必要です。なぜなら連敗することを想定して設計されているからです。

一方、パーレー法は利益獲得メインの必勝法です。損失回収メインの必勝法と異なり、連勝時のシーンだけを想定して作られているため、成功するために資金はそれほど必要ありません。

極端な例でいえば、残り$10しかなくても5連勝すれば$310まで増やせるのがパーレー法です。
資金が少なくなってピンチになったときにだけ、短期決戦でパーレー法を活用するのもいいかもしれません。

失敗しても損失が少ない

パーレー法は1度負ければ失敗となり、必ず損失が出ます。しかし、どこで負けてもスタート賭け金分しか損失は出ません。$1からスタートすれば損失は$1、$5なら損失は$5、$10なら損失は$10です。

連勝して獲得した利益をたった1回の負けで全部吐き出してしまうもったいなさはありますが、損失が限定的なので、資金をすべて失うリスクはほとんどないといってもいいかもしれません。

ただ、もちろん何度も失敗すれば当然資金はじわじわ減っていきます。損失が少ないといってもパーレー法は失敗ありきで使うものではないので注意してください。

パーレー法のデメリット

パーレー法のデメリットは以下の3点です。

以下、解説していきます。

1度でも負けた時点でマイナス

パーレー法は連勝ありきの必勝法です。連勝すれば手に入る利益はどんどん増えますが、1度でも負けてしまえば連勝時の利益すべてを失い、スタート賭け金分のマイナスが出ます。

失敗しても損失が少ないというメリットはありますが、成功するためには1度も負けられないという条件は心理的なプレッシャーも少なくありません。

また調子よく5連勝、6連勝と勝てたときほど、引き際を見極めるのが難しくなります。もう1勝できれば利益が倍になる…という欲がどんどん膨らむからです。

勝ち負けが交互にくると損失が増える

シミュレーションで確認した通り、パーレー法は勝ち負けが交互にくると徐々に損失が増えていきます。これはパーレー法が1回勝ったら倍賭けする仕組みのためで、$1ベットで勝って、$2ベットで負けるのを繰り返すことになるからです。

勝率約1/2のゲームで勝ち負け交互になることは珍しくありません。
同じところにベットしているにもかかわらず、何十ゲームも勝ち負け交互になるなんてことは十分あり得ます。

1回ごとの損失はわずかでも、何度も繰り返すと連勝で取り返すことが難しくなるので、勝ち負け交互にくるときはパーレー法の使用は中断したほうがいいでしょう。

連勝できる確率は低い

パーレー法を使用する勝率約1/2のゲームは簡単に勝てます。しかし、連勝するとなると話は別です。

以下に勝率約1/2のゲームの連勝数とその発生確率をまとめました。

連勝数確率
150.0%
225.0%
312.5%
46.3%
53.1%
61.6%
70.8%

いかがでしょうか。
4連勝する確率は10%を切り、7連勝する確率は1%にも届きません。 これは理論上の確率ではありますが、実際に遊んでみると3連勝することすら難しいと感じるはずです。

パーレー法を上手に運用するコツ

パーレー法は以下のポイントをおさえて使用するとより効果的に使えます。

それぞれ詳しく解説していきます。

止め時を決めておく

パーレー法は1敗する前にやめれば利益が残るので、止め時が重要です。

先ほど確認した連勝数とその発生確率をもう一度みてみましょう。

連勝数確率
150.0%
225.0%
312.5%
46.3%
53.1%
61.6%
70.8%

数字的に2~5連勝ぐらいならできそうなイメージではないでしょうか。
この数字を参考にして止め時を決めておけば長期的にいい結果となる可能性は高いです。

ただ勝負ごとは確率どおりにいくものではありません。いつも2~5連勝できるとも限りませんし、時には10連勝できるような調子のいいときもあるはずなので、その時の流れにあわせて臨機応変に止め時を設定するようにしましょう。

賭け金を増やす(グランパーレー法)

パーレー法は、前述した通り勝利すれば短期間で利益を増やせますが、さらに利益を増やす方法として「グランパーレー法」があります。

グランパーレー法は、「前回の賭け金×2+最初のベット額」を賭け金にとして追加していく方法です。

例えば、最初の賭け金が1ドルだった場合、次の賭け金は「1ドル×2+1ドル=3ドル」になります。その次の賭け金は「2ドル×2+1ドル=5ドル」です。

グランパーレー法は、通常のパーレー法よりも賭け金の増加が大きいため、短期間で稼ぐことが可能になります。ただし、負けた時の損失はパーレー法よりも大きくなるので、注意が必要です。

マーチンゲール法とパーレー法を組み合わせる

パーレー法は連勝で利益を伸ばせますが、連敗が続いたときや勝ち負け交互にきたとき等負けが絡むゲーム展開だと効果的に使えません。この弱点を補うために、負けたら倍賭けするマーチンゲール法を組み合わせるのも1つの戦略です。

組み合わせ方は簡単。パーレー法をメイン戦略として、負けたときにマーチンゲール法を用います。
以下、シミュレーションです。

回数賭け金結果損益手法
1$1
(+$1)
+$1パーレー
2$2×
(-$2)
-$1パーレー
3$1×
(-$1)
-$2マーチン
4$2×
(-$2)
-$4マーチン
5$4
(+$4)
0マーチン
6$1
(+$1)
+$1パーレー
7$2
(+$2)
+$3パーレー
8$4×
(-$4)
-$1パーレー
9$1×
(-$1)
-$2マーチン
10$2
(+$2)
0マーチン

上記の例は勝率5割ですが、損失が膨らんでいません。パーレー法を失敗したときの損失をマーチンゲール法でうまく回収できていますね。

これで連勝して利益が増えたときにゲームを切り上げれば、収支プラスで終えられます。

マーチンゲール法×パーレー法の注意点

マーチンゲール法とパーレー法は相性の良い必勝法ですが、お互いのデメリットが出てしまうようなゲーム展開で使うと資金が簡単になくなってしまうので注意が必要です。

具体的には、連敗が多く、連勝が続かないような場合です。
マーチンゲール法は連敗が続くと賭け金がどんどん大きくなり、資金の大部分を失うリスクが高くなります。またパーレー法は連勝が続かないと利益が乗らず、スタート賭け金分の損失が出ます。

マーチンゲール法とパーレー法の併用は連敗が少なく、連勝が続くときに効果を発揮できるので、そういったゲーム展開にならないときはゲームを中断しましょう。

パーレー法まとめ

この記事まとめ

  • パーレー法は勝ったら倍賭けする必勝法
  • 勝率約1/2、配当2倍のゲームで使用する
  • 一度でも負けたらスタート賭け金ぶんの損失が出る
  • マーチンゲール法と組み合わせるのがオススメ

パーレー法は勝ったら倍賭けすることで利益を倍々に増やす必勝法です。ルーレットのイーブンベット、バカラのプレイヤーベット、ブラックジャックで使用できます。

1度でも負けると損失が出るので、止め時の見極めが重要です。
しかし負けたときにマーチンゲール法で損失を回収するようにすれば、失敗したときのリスクをカバーしながら立ち回れます。

パーレー法がうまく使えるようになると一気に利益を増やせるので、ぜひ練習を積んでモノにしてください!

この記事を書いた人

ナオ

学生時代に独学でWebマーケティングを学び、複数の会社を経て、2013年に東京でWEB制作会社を起業。
起業後、趣味のカジノ旅行がキッカケで、オンラインカジノに出会い、2018年にCasimo編集部を立ち上げる。

ナオ

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