ベラジョンカジノは違法?日本政府の見解や逮捕のリスクを解説

ベラジョンカジノって違法?」「ベラジョンカジノの逮捕のリスクは?」と疑問に感じている方も多いでしょう。

結論から言うと、日本でオンラインカジノをプレイすることは違法なので、ベラジョンカジノでプレイすることも違法になります。

今回の記事では、ベラジョンカジノの違法性や逮捕されるリスクについて詳しく解説していきます。知識なく遊んでしまうと逮捕される可能性もあるので、必ず記事を最後まで読んでいただけると幸いです。

2023年10月、YouTuberがオンラインカジノで遊んで逮捕されたため、ベラジョンカジノで遊んでいても逮捕される確率が高くなりました。これからベラジョンカジノで遊んでみようと考えている方は十分注意が必要です。

この記事を読んだらわかること

  • ベラジョンカジノが日本で遊ぶと違法な理由
  • ベラジョンカジノで逮捕するのが難しい理由
  • ベラジョンカジノで逮捕されるリスクを減らす方法

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ベラジョンカジノは日本で遊べば違法

日本国内でベラジョンカジノにお金を賭けて遊ぶ行為は違法です。ベラジョンカジノでプレイした場合、単純賭博罪や常習賭博罪に問われ、50万円以下の罰金または3年以下の懲役を求刑されます。

よくネット上では、ベラジョンカジノは海外で運営されているため、違法ではないと述べている人がいますが、これは誤りです。

日本の法律はパチンコや競馬などの公営ギャンブル以外の賭博を禁止しています。例えば、賭け麻雀や賭けポーカーもそれに該当します。

そのため、たとえベラジョンカジノが海外で運営されていようが、日本国内での賭博行為は違法になってしまうのです。

総理や警視庁もオンラインカジノは違法と主張

ベラジョンカジノをはじめとするオンラインカジノでの賭博行為について、日本政府や警察庁は「違法である」と明言しています。

2022年6月1日の国会において、岸田総理大臣は下記のように発言しました。

オンラインカジノ、これは違法であります。オンラインカジノを含めた違法なギャンブル等については取締りの強化のみを記述しているというのが基本計画のありようだと思っております。

引用元:衆議院 会議録

岸田総理はオンラインカジノが違法だとした上で、さらに「関係省庁が連携をし、厳正な取締りを行わなければならないと思います」とも発言しています。

また、警察庁の公式サイトにも下記のようにオンラインカジノの違法性を訴える文言が記載されています。

オンラインカジノは、海外の事業者が合法的に運営しているものであれば、日本国内で、個人的にこれを利用しても犯罪にならないと考えていませんか?

海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪です。

引用元:警察庁

このように、日本政府や警察庁はオンラインカジノを違法と見なしているため、ベラジョンカジノでの賭博行為が発覚すれば逮捕されてしまうので十分注意してください。

過去にオンラインカジノで逮捕された事例

ここでは実際にオンラインカジノで逮捕されてしまった事例を紹介します。

  • オンカジYouTuberが逮捕
  • 警察官がオンラインカジノで遊び書類送検
  • スマートライブ事件
  • NetbanQ事件

オンカジYouTuberが逮捕

オンラインカジノでスロットをプレイしている様子をYouTubeで配信したとして、オンカジYouTuberの男性が逮捕された事例があります。

逮捕容疑は、オンラインカジノで計6回に渡ってスロットにお金を賭けた疑いです。またYouTuberの男性は、プレイ動画を配信する見返りとしてオンラインカジノ運営から報酬を受け取る契約をしていました。

県警によると、配信収益も含めて約3,000万円の入金が確認されているとのことです。

判決は、略式起訴となり罰金50万円を支払う形になりました。

警察官がオンラインカジノで遊び書類送検

約1年の長期間に渡りオンラインカジノにお金を賭けた疑いで、京都府警に勤めていた男性警察官が書類送検されました。

京都府警が口座を調査したところ、男性警察官の損失は数百万にも上っており、さらに借金まで抱えていたとのことです。

男性警察官は容疑を認め「多くの人を裏切り、後悔しかない」と話し、依頼退職をしました。

スマートライブ事件

スマートライブ事件は、国内で初めてオンラインカジノによる逮捕者が出た事例です。

2016年3月、海外で運営されているスマートライブカジノで賭博行為をしたとして、3人のプレイヤーが逮捕されました。

警察が逮捕に踏み切った理由は、ディーラーが日本人だったことや日本語でコミュニケーションを取っていたことなどから胴元が国内にいると判断したためです。

3人のプレイヤーは度々チャットに参加していた上、IDが記載されたスクリーンショットをSNSに掲載し、個人情報を警察に特定されました。

逮捕されたうち2人のプレイヤーは略式起訴を受け入れ罰金を支払いましたが、1人は弁護士を付けて徹底抗戦し不起訴になっています。

NetbanQ事件

オンラインカジノへの入出金サービス「NetBanQ」を運営したとして、2人の日本人運営者が逮捕された事例もあります。

逮捕容疑は、決済サービスの利用者にお金を振り込ませたり勝利金を送金したりし、常習的に賭博行為をさせた疑いです。

逮捕された2人の運営者は「決済サービスは提供したが賭博行為はしていない」と容疑を否認。容疑者の処分は非公表のままです。

なお、NetBanQを利用していた一部のプレイヤーに対しても家宅捜索が行われ、賭博行為をしたとして複数名が略式起訴を受けています。

ベラジョンカジノは違法でも逮捕するのは難しい

日本国内からベラジョンカジノをプレイするのは違法ですが、実際に利用者を逮捕するのは難しいとされています。

ベラジョンカジノに登録しているユーザーは数百万人にも上るため、全員を逮捕することは現実的ではないからです。

もしもユーザーを逮捕する場合、ベラジョンカジノのCMに出演しているタレントや、紹介しているメディアまでもが取り締まりの対象になってしまいます。

また、日本にはインカジと呼ばれる店舗型の違法カジノが数多く存在しており、警察はこちらの取り締まりを優先させているのが現状です。

オンラインカジノプレイヤーの優先度は決して高くないため、ベラジョンカジノをプレイしているだけのユーザーを逮捕するのは非常に難しいといえます。

弁護士の見解

コールグリーン法律事務所代表でプロ雀士でもある津田岳宏弁護士は、ABEMAに出演した際に下記のように語っています。

ABEMAのオンラインカジノ回のスクショ

警察当局関係者によると、個人が海外のオンラインカジノにアクセスして遊ぶことも賭博罪にあたるため、情報があれば摘発もするが、「糸口を掴むのが難しく、立件価値がどれほどあるか不明」「多額であれば検挙もあるが情報は入ってこない」「目の前に見える顧客がいる店舗型が優先」というのが現実のようだ。

ABEMA

このように、オンラインカジノが海外で運営されている以上、胴元自体を逮捕するのが難しいため個人を特定するのも難しいのが現状です。

もちろん、何かしらの情報が警察に入れば逮捕されてしまう危険性は十分ありますが、現状は、胴元と利用者をまとめて摘発できるインカジの立件が優先されています。

ベラジョンカジノは海外で遊べば違法ではない

ベラジョンカジノは日本国内でプレイすると違法に当たりますが、オンラインカジノが合法の国でプレイすれば違法ではありません。

先述した通り、日本の法律はあくまでも日本国内で罪を犯した場合にのみ適用されるからです。

海外にいる間は日本の法律が適用外となるため、ベラジョンカジノをプレイしても違法にはならず、逮捕されることもありません。

日本語版のベラジョンカジノは、海外に住んでいてもアクセス自体は可能です。

ただし日本語版ベラジョンカジノはあくまでも国内専用であり、海外からログインするとアカウントを凍結される恐れがあるため、注意してください。

ベラジョンカジノのライブチャット返答のスクショ

もし、海外でベラジョンカジノをプレイする場合、英語版ベラジョンカジノに登録しましょう。

ベラジョンカジノは違法だがメディアではCMが流れている

ベラジョンカジノを日本国内でプレイのは違法行為ですが、「無料版」という体裁でメディアではCMが流されています。

テレビやラジオをはじめ、DAZNなどの動画配信サービスでもCMが流れているので、見掛けたことがある方も多いのではないでしょうか。また、CMには日本人の有名スポーツ選手が起用されています。

無料版と称しているので違法行為として摘発ができず、日本国内でベラジョンカジノの知名度がどんどん広がっているのが実情です。

オンラインカジノのCMがメディアで流れてしまっているのは、日本国内のオンラインカジノに対する法整備が全く進んでいないことが原因と考えられます。

日本政府の対応としては、プレイヤーを直接取り締まるよりも、上記のような広報活動を規制することの方が最優先と考えられます。

ベラジョンカジノをはじめとするオンラインカジノの知名度が広がり続ける限り、プレイ人口が減ることはないでしょう。

ベラジョンカジノ自体は違法ではない

日本でベラジョンカジノをプレイすると違法になりますが、ベラジョンカジノ自体が違法な運営をしているわけではありません。

ベラジョンカジノが違法でない理由は下記の3つです。

それぞれの理由について詳しく解説していきます。

ライセンスを取得している

ベラジョンカジノは、オンラインカジノが合法の国で政府発行のライセンスを取得して運営しています。ライセンスの発行国はオランダ領のキュラソーです。

ベラジョンカジノの公式サイトにアクセスすると、ページ下部にライセンス証書が掲載されているのが確認できます。

ベラジョンカジノのライセンス

オランダ領キュラソーのライセンスはオンラインカジノ業界でも人気が高く、多くのオンラインカジノが取得している安心安全なライセンスです。

厳しい審査を経てライセンスを付与しているため、違法な運営をしているオンラインカジノはキュラソーのライセンスを取得できません。

そのため、キュラソーのライセンスを取得しているベラジョンカジノに違法性は全くなく、合法的に運営しているオンラインカジノといえます。

海外で運営されている

日本国内で運営しているオンラインカジノは全て違法ですが、ベラジョンカジノは海外で運営されているため、違法にはなりません。

ベラジョンカジノの会社所在地は、公式サイトのページ下部にライセンス証書と共に記載されています。

ベラジョンカジノの運営会社

公式サイトに記載されている、ベラジョンカジノ運営会社の所在地は下記の通りです。

39 Scharlooweg, Willemstad, Curaçao

ベラジョンカジノの運営会社はオランダ領キュラソーにあります。

キュラソーではオンラインカジノの運営が法律で認可されているため、ベラジョンカジノの運営も何ら問題はありません。

サーバーも海外にある

ベラジョンカジノは日本語に完全対応しており、日本語でのサポートも行っていますが、サーバーは海外に置いています。

ベラジョンカジノのIPアドレスを調べたところ、カリフォルニア州サンフランシスコにサーバーが置かれていることがわかりました。

所在地も海外にあり、サーバーも海外なので、ベラジョンカジノに警察が取調べを行うことはできません。

ベラジョンカジノで捕まるリスクを減らす方法

ベラジョンカジノをプレイして逮捕される可能性は限りなく低いものの、ゼロとは言い切れません。逮捕されないためには、下記を意識するようにしてください。

SNSなどで発信しない

ベラジョンカジノをプレイしていることをYouTubeやXなどのSNSで発信するのは絶対にやめましょう。

オンラインカジノYouTuberのチャンネル画面のスクショ

実際、オンラインカジノのプレイ動画を配信したYouTuberが逮捕された事例もあります。

またスマートライブ事件では、SNSやブログにスクリーンショットを掲載したことが個人情報特定の原因になりました。

SNSでベラジョンカジノのプレイを公言したり、画像や動画を載せたりすると、逮捕されるリスクが高まります。

警察は海外サーバーのオンラインカジノに開示請求する権利はありませんが、国内サーバーで運営しているSNSには開示請求ができるからです。

SNSで発信をしなければ、警察に個人情報を特定されることもありません。

友人にも話さない

ベラジョンカジノで勝って儲けが出たりすると人に話したくなるものですが、友人であってもなるべく話すのはやめましょう。

友人が悪意なく第三者にベラジョンカジノのことを漏らし、噂が広がる可能性が考えられるからです。

もしも誰かに通報された場合、パソコンやスマートフォンの履歴などを警察に調べられる恐れがあります。

オンラインカジノのプレイが発覚した場合、先述した逮捕事例のように略式起訴を受けて罰金刑を命じられるかもしれません。

一緒にプレイしている友人なら問題ないですが、オンラインカジノに縁がない人に話すのやめておきましょう。

ベラジョンカジノ違法まとめ

この記事のまとめ

  • ベラジョンカジノは日本で遊べば違法になる
  • 合法的に運営しているのでベラジョンカジノ自体が違法ではない
  • ベラジョンカジノで遊んだことを友人やSNSに発信しない

今回はベラジョンカジノの違法性や、オンラインカジノの逮捕事例などについて解説しました。

ベラジョンカジノは日本国内でプレイすると違法行為に当たります。日本政府や警察庁もオンラインカジノを違法と見なしており、実際に逮捕された事例もあります。

しかし、ベラジョンカジノのプレイヤーは数百万人にも上るので、全員を逮捕するのは現実的ではありません。そのため、ベラジョンカジノをプレイしているユーザーが逮捕される可能性は限りなく低いといえます。

ただし逮捕される可能性がゼロではないので、ベラジョンカジノを国内でプレイする場合、SNSで発信しない、友人にも話さないなど、第三者にバレないように対策を徹底しましょう。

この記事を書いた人

ニシ

大学卒業後、Webマーケティング会社でディレクター職を経験し、2018年にCasimoの立ち上げに参画。
Casimoでは主に記事の企画や監修、編集作業などの運用業務をメインで行う。

ニシ

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