ブックメーカーとは?スポーツベットとの違いや実践できる投資術まで徹底解説!
- 公開日:2022年10月21日
- 更新日:2023年3月27日

ブックメーカーとは英国発祥の賭け業者のことで、スポーツの試合などを予想してお金を賭けられる場を提供しています。
近頃オンラインカジノでプレイできるスポーツベットもブックメーカー同様、『スポーツの試合の結果を予想して賭ける』ことが可能です。
これは成り立ちやその運営形態など、日本で代表的な公営ギャンブルとは一線を画すものとなっています。
今回はブックメーカーやスポーツベットと日本の公営ギャンブルの違い、仕組みについて解説していきます。
この記事を読んだらわかること
- ブックメーカーの概要や仕組み
- ブックメーカーと公営ギャンブルの違い
- ブックメーカーの安全性
- ブックメーカーの始め方
- ブックメーカーでオススメの必勝法・投資法
目次
ブックメーカーとは
ブックメーカーとはスポーツの試合などに対して結果予想のオッズを付けて、賭けの場を提供する事業者を指します。
ブックメーカーの起源は約200年以上前のイギリスまで遡り、小さな競馬の賭け屋から始まった小さな市場は、やがて人気を集め民間企業が大々的に賭けを仕切る巨大規模の市場へと成長しました。
その人気は止まることを知らず、遂にはイギリス政府から公認されるブックメーカーが登場するまでに成長しました。
インターネットの進化により元々は紙面のみでの取引だったブックメーカーも、現在は実店舗やオンラインなど様々な媒体で提供されています。
ブックメーカーとスポーツベットの違い

スポーツベットは、ブックメーカーと同様に扱われることもありますが少し意味合いが異なります。
ブックメーカーがさまざま賭け事を扱う業者であるとすれば、スポーツベットは提供される賭け事そのものになります。
スポーツベットが取り扱うスポーツは多種多様で、サッカーやバスケットボールといったメジャーなものから、アイスホッケーやクリケットなど日本では馴染みのないスポーツも取り扱っています。
設定するオッズの対象はさまざまで、『どちらが勝つのか』『どちらが何点取るのか』などの結果予想や、『順位を争うスポーツで3位に入るチームはどこか』、『何点差で負けるか』、『OO選手は出場するのか?』などユニークな結果予想を提供するのもブックメーカーの特徴です。
また、取り扱う賭け事はスポーツ以外も対象としていて後述しますが、『結果を予想できるもの』は全て賭け事としてオッズを付けて提供しています。
ブックメーカーは結果が予想できるもの全てを賭けの対象にする
前述しましたが、ブックメーカーが扱うスポーツベットの中にはスポーツだけでなく『予想できるもの』が全て賭けの対象になります。
例えば、2020年10月に英ブックメーカーが予想した『2020年ノーベル文学賞受賞者予想』では、日本でも著名な作家の村上春樹さんが3番人気になるなど白熱したオッズ予想で盛り上がりました。

また、2020年11月の米大統領選挙では公式結果が出る前に、バイデン候補に賭けたギャンブラーにブックメーカーが支払いを行うと決定したとニュースも報じられました。
このように、ブックメーカーは『賭けの対象になりそう』、『多くの人が予想して盛り上がりそう』な事象に対して、賭ける場所を提供しているのです。
ブックメーカーと競馬などの公営ギャンブルで異なる点
ブックメーカーと、競馬を始めとする日本の公営ギャンブルは全くの別物です。
以下の3点を主軸にブックメーカーと公営ギャンブルの違いを解説していきます。
ブックメーカーと公営ギャンブルの異なる点
運営形態が違う

前述しましたが、ブックメーカーはあくまで予想屋であり民営企業が運営しています。
一方、日本の公営ギャンブルは公営機関が運営を取り仕切っています。日本で遊べる多くの公営ギャンブルは省庁管轄で、収益は社会事業や福祉事業などへ還元される仕組みです。
日本の各公営ギャンブルの利益の使用目的は下記の通りです。
公営ギャンブル名 | 管轄省庁 | 利益の使用目的 |
---|---|---|
競馬 | 農林水産省 | 畜産の振興等 |
競輪 | 経済産業省 | 機械工業・公益事業の振興等 |
オートレース | 経済産業省 | 機械工業・公益事業の振興等 |
競艇(ボートレース) | 国土交通省 | 海事に関する事業・公益事業の振興等 |
宝くじ | 総務省 | 全国の公共事業等 |
スポーツ振興くじ | 文部科学省 | スポーツの振興等 |
また、公営ギャンブルの多くは運営側が発券販売場や競技施設等を管理し、組織そのものが賭け事に関する全てを取り仕切っています。
ブックメーカーの場合、スポーツの発券販売場や競技施設の運営は行なっておりません。スポーツの勝敗に対してオッズを算出し、賭け事に参加したユーザーに収益を分配しています。
オッズの算出方式が違う
ブックメーカーのオッズは、配当率も固定されて変動しないケースが多いですが、公営ギャンブルのオッズは投票締め切りまで変動し続けることが特徴に挙げられます。
これは、ブックメーカーが自社で独自にデータを分析し、どちらが勝ちやすいか、結果を残しやすいかをブックメーカーが独自に算出しているためです。
このオッズ算出方式は『ブックメーカー式』と呼ばれ、スポーツそのものの運営には関わっていないブックメーカーだからこそ出せるオッズ方式となります。
なお、試合中の結果を予想するライブベットなどは変動するオッズが目玉になるため、全てのオッズが変動しない訳ではありません。
それに対して公営ギャンブルでは、実際に賭けを行うユーザーから投票された人気順や投票率によってオッズが変動するため、投票時間ギリギリまでオッズが乱高下するのが特徴です。
このオッズ算出方式を『パリミチュエル式』と呼びます。
還元率が違う
還元率とは、運営元がそのギャンブルにおいてユーザーから集めた投票金額どの程度払い戻すかの割合を表した数字です。ペイアウトや、マージンとも呼ばれプレイヤー自身がどの程度勝てるかの指標にもなる重要なものとなります。
この還元率ですが、ブックメーカーと公営ギャンブルにおいてもかなり差が開いている状況です。
下記にブックメーカーと各公営ギャンブルの還元率をまとめてました。
ギャンブル名 | 還元率 |
---|---|
宝くじ | 約45% |
スポーツ振興くじ(サッカーTOTO) | 約50% |
競馬 | 約70% |
競輪 | 約70% |
競艇(ボートレース) | 約70% |
ブックメーカー(スポーツベット) | 90~99% |
まず、宝くじやスポーツ振興くじ(サッカーTOTO)は50%以下となっていて、これは仮に1000円賭けた場合、500円程度しか戻ってこない理論値となります。
ギャンブルで確実に稼ぎたいという人にはあまり向かないかもしれませんね。
次に競馬や競艇などの公営レース競技ですが、これも70%前後の設定となっています。
これは、運営元が投票券から初めにマージン(運営費)を徴収して、残りを配当として還元する仕組みとなっているためです。
前述したパリミチュエル方式でのオッズ変動はここに繋がっています。
最後にブックメーカーのスポーツベッティングはおよそ90~98%程度の還元率になります。
他の公営ギャンブルと比較してブックメーカーの還元率が高い理由は、一番最初にオッズを出してそこへベッティングしてもらうためです。
そのため人気薄のチームが勝ち続けてしまい配当が高額になり、結果的にブックメーカー側が損してしまったということも少なくないのです。
ブックメーカーの安全性・違法性
日本国内で海外のブックメーカーサイトで遊ぶ場合の安全性や違法性が気になる人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、現行法では日本国内で外国のブックメーカーをプレイすることは賭博罪に該当しません。
なぜなら賭博罪は、ギャンブルを提供する側(運営)とギャンブルをプレイする側(プレイヤー・ギャンブラー)の両方を摘発しないと成立しないからです。
国際的な取り決めがない限り、海外で合法化されているブックメーカーが自社の顧客情報を日本の検察に開示する可能性は限りなく低く、日本の司法が海外のブックメーカーを摘発することも不可能です。
日本の法律でオンラインカジノやオンラインブックメーカーでのプレイを禁止しない限り、ブックメーカーでのプレイは実質的にはグレーゾーンであり、賭博罪による摘発の可能性はほとんどないと言えるでしょう。
ブックメーカーの取得しているライセンス
合法的に運営されているブックメーカーは、オンラインカジノのライセンスと同じように運営している国の政府から監査を受けて合格し、それを証明するライセンスを取得しています。
海外のブックメーカーで安心して遊ぶためには、ブックメーカーが信頼性のあるライセンスを取得しているかどうか気をつけるべきです。
全世界にブックメーカーは数千以上ありますが、実はライセンスを取得せずに不法運営しているところも少なくありません。そのようなブックメーカーでは、配当金の支払いが行われなかったり、突然アカウントが閉鎖してしまうといった様々なリスクがあります。
多くのブックメーカーでは、サイトの下部に取得している各種ライセンスを記載しています。

上記画像のようにウィリアムヒルでもサイトの下部から確認できました。

ウィリアムヒルではHM Government of Gibraltarというジブラルタル政府が発行しているライセンスを取得しているようです。
オンラインカジノ同様取得しているライセンスごとにそのサイト自体の信頼性も変わってくるため必ずチェックしましょう。
ブックメーカーの始め方
安全性の高いブックメーカーを見つけたら、早速ベットしてみましょう。
ここからはCasimoでもオススメしている賭けっ子リンリンを例に、ブックメーカーの登録から遊び方や入出金方法まで解説していきます。
①ブックメーカーに登録する
まず、ブックメーカーで遊べるように会員登録します。
賭けっ子リンリンの公式サイト上で登録する場合は、トップページの右上にある『今すぐ参加』ボタンをクリックしましょう。

アカウント作成画面が表示されたら、『男性・女性』を選択して以下の情報を正確に入力します。
- 名前
- 生年月日
- メールアドレス
全て入力したら『次へ』ボタンをクリックします。

次に、携帯電話や住所といった連絡先情報を入力し『次へ』ボタンをクリックします。

最後に、ユーザー名・パスワード・使用通貨などを入力し、利用規約にチェックを入れて『アカウントを作成』ボタンをクリックします。

以上で登録は完了です。
②ブックメーカーに入金する
次に、ブックメーカーでベットするためにログイン後に入金していきます。
賭けっ子リンリンの場合はログイン後、画面上部に位置する『入金』ボタンをクリックします。

すると入金画面が表示されるので、左枠の入金方法から好みの決済方法を選び、右側の画面で入金を進めて完了させましょう。

③遊びたいスポーツ・賭けたいオッズを選ぶ
入金が完了したら、遊びたいスポーツの賭けたいオッズを選びます。
例えば、サッカーJリーグの『ヴィッセル神戸 vs 浦和レッズ』の試合にベットするとしましょう。
賭けたい試合を見つけたら、右側に並んでいるオッズをチェックします。
以下の画像の場合は、ヴィッセル神戸の勝利に対して2.60、浦和レッズの勝利に対して2.63、引き分けに対して3.18のオッズがついています。

ここで、ヴィッセル神戸の勝利に対するオッズを選びました。画面右側に選択したオッズが表示されているので、そのオッズに対して賭けたい金額を入力し『ベットを賭ける』ボタンをクリックします。
以上でオッズへのベットは完了です。
④勝った払い戻しを出金する
ベットで勝利したら、獲得した払戻金を出金しましょう!
まず。賭けっ子リンリンにログイン後、右上にあるアカウント名から『出金』を選択します。

出金画面が表示されたら、入金時と同じように好みの決済方法を選択して、希望する出金額を入力します。決済方法によってカード番号やアカウントIDといった必要事項を入力したら『出金』ボタンをクリックして完了です。
ブックメーカーで使える必勝法・投資術・チップコントロール
ブックメーカーでは、ただ結果を予想して賭けるだけでなく勝率をあげる投資術・チップコントロールの方法が存在します。
ここでは、以下の3つの必勝法を紹介していきましょう。
ハーフストップ法
ハーフストップ法は名前の通り、ギャンブル得た利益の半分で賭けをストップするチップコントロール術です。
やり方と使い方を解説していきましょう。
例えばブックメーカーで¥10,000勝ったとしましょう。ハーフストップ法でその利益を運用した場合、¥5,000負けた段階で賭けを止めます。これで完了です。
やり方を見ていただいたら理解できると思いますが、とても簡単な必勝法なのです。
使い時としては調子良く勝っている時や、大勝ちして懐が暖かくなっている時など、波が来ているタイミングで使用するのが良いでしょう。
大勝ちした後に負け込んでしまうと、冷静さを失ってその分を取り戻そうと無理して高額ベッティングなどを行なってしまいます。
ハーフストップ法はそういった熱くなりそうな時に使用できる、言わば保険のようなチップコントロール術なのです。
アービトラージ
アービトラージは、投資の世界でも『裁定取引』として知られている方法で、ブックメーカーでも使用可能です。
やり方は、異なる複数のブックメーカーで同じ試合の差の激しいオッズを見つけ、そのオッズ差で利益を出すと言うものです。
例えばA社とB社という2つのブックメーカーがあったとしましょう。
W杯の『ベルギー vs ブラジル』の試合で、以下のようにオッズ差が大きく開いていた場合、その差を利用してA社のベルギーに100ドル・B社のブラジルに51ドルを賭けます。
- A社→2.05:3.60
- B社→2.16:4.01
オッズ差を利用↓
- A社のベルギー(2.05)に100ドル
- B社のブラジル(4.01)に51ドル
すると、どちらが勝っても負けても50ドル以上の利益を得ることができます。
この必勝法は理論上必ず利益が出せるため、多くのブックメーカーで禁止されているケースが多いです。アービトラージを利用するなら、規約で禁止していないブックメーカーを探しましょう。
10%投資法
10%投資法は、自分の軍資金の10%のみをベットする必勝法です。
厳密には、2倍配当のつくルーレットなどで使用する必勝法ですが、ブックメーカーで応用することができます。
例えば軍資金を1万円持っていた場合、軍資金のうちの10%である1000円をベットし、負けてしまったら次のベットで残りの軍資金9000円から10%の900円で賭けます。
逆に賭けに勝って軍資金が11万円になったら、次のベット額は10%の1100円です。
このように、勝った場合はベット額が大きくなるため利益が膨らみ、負けた場合はベット額が小さくなっていくため損失を少なくしていくことができます。
Casimoおすすめのブックメーカー
Casimoがおすすめするブックメーカーを3つ紹介します。
スポーツベットをはじめ、カジノゲームで遊べるオンラインカジノとしての側面もあるので、是非参考にしてみてください。
カジノ名 | 賭け対象 | 特徴 |
---|---|---|
![]() 賭けリン | 21 | Jリーグやプロ野球にベット可能で、24時間の日本語サポートが受けられる。 |
![]() ウィリアム | 38 | 正式名称:ウィリアムヒルスポーツカジノ 業界老舗で信頼性が高く、 幅広いベット方法やプロモーションが魅力。 |
![]() スポーツベット.io | 17 | 仮想通貨でスポーツベットが可能。 登録も簡単で、賭けたいオッズを上げられるなどのプロモーションも魅力。 |
【まとめ】ブックメーカーとは
記事のまとめ
- ブックメーカーは、様々な分析をして独自でオッズを算出している賭け業者
- スポーツだけでなく政治やゴシップ、明日の天気まで様々なテーマが賭けの対象
- ブックメーカーと公営ギャンブルは、運営形態・オッズ算出方式・還元率が違う
- 安全性・信頼性の高いブックメーカーを選ぶことが大切
いかがでしょうか。
ブックメーカーはスポーツのみならず、政治やゴシップなど予想可能な様々な事柄に対して独自にオッズを算出する賭け業者でした。
オンラインカジノとは異なり、ブックメーカーによって賭け対象のオッズが異なる点も特徴と言えます。
ブックメーカーは、賭ける対象の過去の成績や現在の状態から結果を予想できるので、賭け対象に詳しい場合は勝つ可能性も高くなるのが大きな魅力です。
日本でも十分楽しめるギャンブルの1つなので、是非遊んでみてください。